
今もう跡形もなく、記憶の中にしか残ってない家なのだけれど
それだけにいっそ心に差し込んで来るものがる。
先日姉が、家のなくなったその跡地を見に行ったらしい。
「なんだかぽっかりと穴が開いたようで、ただただポカンとしてしまった」
そ言っていた。・
父が亡くなった後、母は、寺を離れ、僕たちをつれて実家に帰ったの。
僕はその家で高校までを過ごした。
母子家庭だったけど、祖父がいて、あの家があったから、
僕ら兄弟は何不自由なく育った。
父はいなかったけれど、恵まれた環境だったと思う。むし周りから注目されていた。
しかしその家はもうない。
庭でキャッチボールした思い出。
高校時代、門を入ったところに卓球台を作って、
毎日友達がきてワイワイ、ガヤガヤと。
いつも人の笑い声の絶えない家だった。
懐かしいねぇ
その家の片隅に赤いグミの実がなっていた。
そんな情景を思い出してしまった。

スマホカメラって本当に楽しい。