
魅力というのは難しいもんだね。
綺麗も華やかも、その要素ではあるのだけれど、惚れるとか、好きになるのには、もっと違うサムシングが要求されるんだよね。
それは人間も一緒だよね。
ある時 聞いた講演の話。
音楽家の女性だった。
登壇したと時は、地味な女性だった。
ところが話が活況を呈するにつれて、顔が輝いてきた。
女性の姿が大きく見え始めた。
森の中でバイオリンを弾く情景の説明に入った。
鳥の声が聞こえる。音楽が呼応する。
風の音が聞こえた。
ますます女性が輝いてきた。
光がアクセントをつける。
そのとき女性の姿は、妖精のように輝いていた。
自分が追究してきたことを、その体験を物語にして語る時、
そして自分が掴んだ何かを語る時、人は魅力という、得体の知れないオーラの中に包まれるのだということを知った。
そんな感覚を得たのだった。
自慢じゃないが、実に多くの人に会ってきた。
そして、いろんな話を聞いてきた。
いろんな顔を撮ってきた。
僕にとってそれは素晴らしい学びの時間だった。
恵まれた人生だった。
この花を見てそんなことを思い出していた。

スマホカメラって本当に楽しい。