フォトエッセイ

瀧と滝の違いとは、瀧の方が古いように感じるが、古いのは滝らしい

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なんとなく、ピシっと心が締まるよね滝

滝、その周辺の空気の冷ややかさのせいか、なんかピーンと張りつめたものがあって、「打たれてみたい」という気持ちになるよね。
滝は英語で「waterfall]
fallとは、落ちる、落下する降る、降りるという内容で英会話では使うらしい。

滝とは

コトバンクでは滝を
「川の水がほぼ垂直に落下する状態」をいうと説明している。

国土地理院では

「滝とは、流水が急激に落下する状態、瀑布(ばくふ)ともいう。普通は、高さが5メートル以上で、いつも水が流れているところ」としているらしい。

瀑布とは、水の落下が白い布のように見える様子を表わした言葉。

写真では、この水の流れ方を、どのように表すかと考えて、シャッタースピードを決める。

たぶん、この写真は30分の1秒位(水の流れ方から判断して高速になればなる程、流れは止まって点になる。
反対に、スローシャッターになればなる程、布のように白くなる。

タイトルの「滝」と「瀧」の違いは

ヤフー知恵袋のベストアンサー選ばれた解答によると
「滝」の方が古く「瀧」は後からできた字なのだそう。
タキは「竜、龍」という字に「さんずい」をつけたもの。
「竜」と「龍」「竜」が古く「龍」は後からできた字で意味も読みもまったく一緒。

基本的には「瀧」が基本で「滝」は古字とされているのだそう。
日本語って、本当に難しい。

滝と言えば滝行

昔、なんの雑誌だったか、
「久保さん、身延山に行って、女性が滝行している写真を撮ってきて欲しいんだけど…」
「エーと思った」が言われれば行かないわけにはいかない。
夜中に車を走らせて、その滝のあるところまで行った。冬だった。
待てど、待てど、人はいない。
「こんな寒い時に、瀧に打たれる人なんかいないよなぁ」
しかし、仕事、待って、お願いして撮らさせてもらうしかないのだ。
時計の針はもう、12時を廻っている。
しかし、しかし、しかしなのである。
「ウーン、これはもうダメだな」
そう思った瞬間だった。
30歳位の女性が現れて
「朝からずっとここに居ますけど、何してるんですか」と声をかけられた。
で、事情を説明すると
「私でよければやりましょうか」と。

朝からずっと、様子を見ていたらしい。

「本当ですか、いいですか」
お願いして撮らさせてもらった。
滝行というのは水に打たれるわけだから、白装束は、当然透けて見える。
本来なら撮られたくない写真。
しかし、その女性は、ちゃんと準備して撮らせてくれたのである。
聞くと、東京へ帰るというので、車で東京まで送った。
まさに奇跡のような撮影だった。
「思いは通じる」ということを体験した出来事だった。
こんなことの連続で、僕はなんとか生きてきたが、本当に本当に本当に、多くの人に助けられた人生だった。
それゆえに、いろんなところで、いろんな思いでが蘇ってくるのである。
そう、こうして思い出のひとつ一つを思い出しては、「有り難う」と感謝の言葉を口にするのが、もしかしたら、僕に残された最後の仕事なのかも知れないな、最近は、そのように思えるようになってきた。

 

 

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