目次
初めて体験するネットイベント
この本、たまたま縁あって、すでに亡くなった人を取材で生き返らして書いたものなのだが、
驚く程売れた(笑い)
奥付を見ると、2009年2月1日初版発行2月25日2刷発行になっている
取材で浮き彫りした人物は、月岡淑江さん、立正佼成会鳥取協会初代教会長、
「神通力のすごい女性」と言われた人だった。
だが僕は「人心掌握術」に勝れた人と思っているのである。
昨日、その月岡さんの17回忌の法要がネットを使って行われ、僕もそれに参加したのだが、
ネットイベント、面白いね、
画面を見ながら
「アラー久し振りねぇ、元気とか…」
もう、和気あいあい(笑い)
東京、鳥取、ニューヨーク、そして、個々のそれぞれの家が回線によって繋がれているのだから、
「このまま、同窓会やりましょうか」という感じなのである。
すごい世の中になったなぁと、つくづく感じた。
おそらく多分、
どこかの会場に集まっての法要だったら、参加者も少なかったと思うけど、珍しさもあってのことと思うが、大勢の人が参加した(17年も経っているのに)
おそらく、テレビ電話でのイベント、ほとんどの人が初体験、それが、雰囲気を一層盛り上げたのだと僕は思っているのである。
情報が走らない時代で良かったと、思わずにはいられないイベントだった
参加者のそれぞれの人が持つ、独特の思い出、
そういうのを聞いていると、
「これ、本の中に欲しかったな」というのが沢山あって、
「あの時代で良かった」と、つい(笑い)
だって、こんな素晴らしい生の言葉が出てきたら、書ききれないっもの(笑い)
17回忌、つまり17年前の2月20日
そうだ、僕は倉吉(鳥取県)の確か「ハッピータウン」と言ったと思ったけど、
そこにあるホテルに居て朝食を食べている時だった。
一本の電話がきて、
「月岡さんが亡くなった」という知らせを受けたのだが、
その時は、僕は、月岡さんのことは何にも知らなかったので
「それはそれは」という通り一遍のことしか言えなかったのだが、
後になって考えると、あれが、始まりだったのである。
縁って、本当に不思議、つくづく そう思う
面白いね「縁」て、
全然、知り合いでもなんでもない僕が、なぜ、月岡さんのことを本にしたのか、否、それよりも、取材とは言え、なぜ僕が「倉吉」という街に行くことになったのか、その辺りからすでに、本を書くプログラムが用意されていた、
もっと言えば、僕が独自に勉強していた「心の化学」というのがあって、この本ができたということを考えると、
「導かれたもの」ということにしかなっていかないことに対して、不思議を感じないわけにはいかないのである。
古本屋で自分の本を見てドキリ
昔、知り合いの編集者(作家)が
「久保君 古本屋に自分の書いた本が出るようになったら一人前だよ」と言っていたが、この本、時々、目にして、ドキッとして、先輩の言った、その言葉を思い出してほくそ笑むのである。
昨日も、
「久保さん、あの本、まだありますか」と言われ、
「ありますよ」と言うと、
「3冊頼まれているんだけど」と、
嬉しいねぇ、出版してから10年以上経ってまだ売れている。
有難いねぇ…
昨年も累計すると、結構出ていってるし…
なんとなく読まれてる、そう考えると、本当に嬉しい