カメラ コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 基礎知識 雑記

青鷺・アオサギ その目の鋭さ、生きることの厳しさを感じさせる

投稿日:

鋭いねぇ、この目

生きることの厳しさを教えてくれているような、そんな気がする。
だって鳥には、貯金も何もないから、毎日、狩りをしなければ生きていけないんだものねぇ
ソリャー、眼光もするどくなるよね、集中力がすべてだもの。

なんか、武士道に通じるものがある。そんな気がする。

ここ、そうと決めたら、ただひたすらそこで待つ。
これは、体力の消耗を避けるためか…
全神経を目に集中し、気配を感じたら、一気にパシっと。
無駄な動きはまったくない。
昔の人が、自然からいろんなことを学んだというのが、よくわかる。
イヤ、そういうことが、最近になって分かる(感じる)ようになって来たのである、
よく、いろんなことを経験して歳をとると、「よく見えるようになる」
(この場合の見えるというのは、物を見るということではなく、本質が理解できるということ)
というが、まさにまさにである。
例えば、写真でいうと、「ここでは、何を撮ればいい」というのが、サッと分かるようになってくるのだ。
(この言葉は誤解を招きそうなので、ちょっと補足を。「ここではこれを」とは、決していい写真ということではない。自分が狙うべき写真、自分にとって満足できる写真という意味に捉えて欲しい。だって、写真は所詮、自己満足にすぎない世界なのだから)

何を知りたいかを知る、ジャーナリストにとって、それが最も大切なこと

アメリカの著名なジャーナリストに、ジョン・ガンサーというノンフィクション・ライターがいた。
「内幕もののガンサー」と言われた人で、僕が読んだのは「内膜ものの内幕」(みすず書房だったと思う)。
これは自伝みたいな本だったけれど、そのなかに書かれたフレーズ、
「ジャーナリストにとって、最も大切なことは、何が知りたいかを知ること。その次に大切なことは、どこに行けば、その情報が取れるかを知ること」というのを、今もはっきりと覚えている。
鳥の写真を撮りながら、そんなことを思い出していた。
「ここでは何をすべきか」
若いころにはなかなか見えなかった、プライオリティが、歳をとると、スーっと分かるようになるのである。
しかし、だけど、残念ながら、そういうのが見えだした頃には…だったのである。
まぁ、今はブログがあるから、そういう雰囲気を味わって楽しむことぐらいはできるけどね…
やっぱり、ずっとやって来た仕事は、忘れ難いのである。
ブログとは言え、やっぱり取材、大切だからね。

-カメラ, コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 基礎知識, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

OHきまってるねぇ 

目次オンシジューム君との会話働くって、何人間の世界って、難しいんだ働くって楽しいのオンシジューム君と、長々と立ち話をしてしまった オンシジューム君との会話 「OHサングラス 似合ってるぜ」 「ウン こ …

ハイビスカスの思いで

目次南国の花 ハイビスカス遠い遠い昔の思いで新婚旅行50年前 沖縄はまだ外国だったヒッピーの与論島ヒッピーとはロングヘアーにTシャツ、Gパンに主張を込めて 与論島 それ外国?嬉しいと焼酎を持ってきての …

サルの会議に潜入 テーマはコロナ 長い沈黙 出した結論はマンボー

目次たまには こうして仕事したふりをしなければねなんだか知らないけれど、いやな世の中になったねぇ…「大きな鼻が男前? なぜテングザルの鼻は長いのか – 京大が解明」野生のテングザルはハーレ …

動物園で動物を撮る難物ですが、慣れれば簡単です

目次動物園で、動物をうまくとるテクニックを説明します。動物園で檻をぼかして動物を写す方法動物園で動物を撮るテクニック その2テクニックその3テクニックその4シャッターは一発で決めるテクニックその5今日 …

結露でできたソフトフォーカス

目次フォンワカしてなんとなくいいよね、ソフトフォーカスこの写真は、結露がつくりだしたソフトフォーカスなの。思いついたことはなんでもやる。そういうのを教えてくれたのは僕の先輩。 フォンワカしてなんとなく …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます