コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 思いつき 雑記

独り身、調理器具もないのに、旬の筍を見ると、つい買ってしまった。

投稿日:2020年4月7日 更新日:

筍にはなぜか郷愁がある

昨日、安売り屋の前を通ったら、筍が。
一本400円。

安い、そう思った瞬間に、もう手にとって、レッジに向かっていた。

「OHクボチン、レンジしかないのにどうやって煮るの」

そう、レンジしか持ってないの、みんな知っているの(笑い)

「レンジで煮るんだよ」
「アクはどうやって抜くの」
「ああ、僕は一旦、塩ゆでするの。煮て冷えるまで放っておけばうまく抜けるよ」と。

「へー知ってんだ」
「知ってるよ。うまいもんだよ」
「どういう味つけにするの」
「僕は鰹節で出汁をとり、その中に、筍を適当に切って、醤油をちょっと入れておすまし位かな、すでに塩味ついてるし… 
アッ 鰹節はひきあげないで、そのまんま入れとくの、これがいい味をつけてくれるから」
「へー料理結構できるんだ」
「うん、うまいもんだよ。あんなものは、食べてりゃ、誰だってうまくなるよ。最近は、滅多にしないけどね…」

料理は、一緒に食べてくれる人がいるからつくれる。
自分のためには作らないよね…

この写真は、欅の木の表面がつくりだしたアート。
気をつけてみると、いろんな物語がそこに潜んでいるのだ。

この絵には、「ご飯の支度」というタイトルをつけた。

おくど、お釜、麦わらで炊くご飯の味は最高だった。

懐かしいねぇ かまど。
今の人には分からないよね、
キッチン、
しいていえば、グリルかな。

昔の家には、土でつくった大きなかまどがあって、大きな独特な形をしたお釜でご飯を炊いていたの。

麦藁をかまどに入れて、マッチで火をつけると、パチパチパチと音をたてながら、透き通ったオレンジ色の火がすごい勢いで燃えるの。

麦藁で炊いたご飯って、本当に美味しいかった。

美味しいご飯をたく秘訣 

「初めチョロチョロ 中パッパ 赤子が泣いても蓋とるな」

これが美味しいご飯を炊く秘訣。

でも、釜の底のほうは、火力が強すぎてお焦げができるの。
このお焦げがまたおいしくてね…

昔ながらの農法に拘った友人のつくるお米は本当においしい

先日 鳥取の友達が、
「東京 コロナで大変らしいから、しっかり美味しいお米食べて免疫力をつけて下さい」
そう言って、玄米を送っくれたので、今、お粥づくりにはまっているの。

このお米、昔ながらの農法
無農薬(天日干し)に拘って、お米づくりをしている人のお米

どう説明したら伝わるかな…

ウーン そう、
秋になると、この人の田圃だけ、赤トンボが集中して来るという所(環境)で作られたお米。

僕に「お米の花の存在を教え、電子書籍写真集 お米の花の神秘を作らせた人」

「お米の花の神秘は電子書籍写真」になって、アマゾンで販売されています。

 

峠の釜めしの焼き物の器は。一人分のお粥をたくのに、理想の入れ物だった。

この玄米を、新宿の駅弁フェヤーで買った、「峠の釜飯」の器に入れ、水をタップリいれて、お粥をつくるの。

できあがると、
そこに、焼海苔をちぎってバラマキ、
三つ葉を小さく刻んであしらい、
梅干を入れ、塩昆布(えびすめ)を入れて、スプーンで食べるの。

これが美味しいのなんのって…

電子レンジしか持ってないんじゃなかった

エッ そう、
電子レンジしか持ってないから、それでつくるの、慣れたものよ…

一口たべては、
「ああ 美味しい」と(笑い)

なんだか 原始人の暮らしみたいだけど、この暮らし、僕にはあっていて、それさえも、楽しみとなっているのである。

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 思いつき, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

寒さの中に、何か新しさを感じる、季節は確実に動いている、動きつつあるのだ

目次年が変わったというだけで、風景までも変わって見える、面白いね風景写真なんて、歳をとってから撮りなさい「先生、もう風景写真しか撮れない歳になっちゃったよ…」 年が変わったというだけで、風景までも変わ …

オオムラサキ、日本の国蝶、理由は発見したのが、日本が最初だったから

目次発見されたのが日本だったということで、日本の国蝶に。発表する場があるということは、それだけで楽しいことなんだよね働きながら、自由を愉しむ環境に居られることの幸せ 夏の一時期しか見られない蝶々なのだ …

パワースポット 金剛の滝 東京で体感できる秘境として人気なのだ

目次見た瞬間エッと思ったが、見れば見るほど味わい深いものがあるエッ この上にもうひとつ滝がある秘境、いいねお湯に浸かってゆっくり休む休日もいいが、 見た瞬間エッと思ったが、見れば見るほど味わい深いもの …

しらたき甘辛煮 美味しいね、塩揉みをして熱湯でゆでると臭みは抜ける

目次しらたきの甘辛煮を電子レンジでつくってみた。コンニャク料理のポイントは、コンニャク特有の臭いを消し去ること「男めし」って何 ああ、テレビの番組か肉を入れなかったその理由は しらたきの甘辛煮を電子レ …

スマホカメラ面白いね、便利そうだから、練習してるの

目次最近、スマホのカメラ練習してるの直観的写真というか、こんなに面白いんだったら、もっと早くにやっておけば良かった(笑い)ポケットからシュっと出して、パッと撮る。今、気づいている不満な点は 最近、スマ …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます