カメラ フォトエッセイ

皇帝ダリア いいねこの描写、ニコンのオールドクラシックレンズ105ミリ F1,8いいね 

投稿日:

怪我の功名

レンズ落として、調子悪いので、古いマニュアルレンズ、本箱の隅でホコリを被っていたのだけれど、久しぶりに使ってみたの。
オートフォーカスと違って、多少手間取るけれど、いいねぇ、なんか、フイルムで撮っているみたい。スッカリ気に入った。

仕事で撮っているわけではなにので、慌てる必要もないので、ゆっくり構えて、ゆっくり撮ればいいので、十分使える。

イヤ、齢をとったら、むしろ、こういうレンズを楽しむべきかもと思っているのである。
だって、こんなに優しい感じ、最近のレンズでは出てこないもの。
そりゃ、ギンギラにピントがきて、エッジが立っている写真、迫力あるよ。
でも僕は、今のそういうレンズ、好きではないの。

人間の目をはるかに超えた描写力って、なんか不自然だよね。

こんなことを書くと
「そりゃ、高級機が持てないお前の僻みだろう」と言われるかもしれないけれど、やっぱり、“ゆとり“ ファジーがいいと思う(笑い)
だって、僕という人間そのものが、いい加減なんだもの(笑い)
怪我の功名というか、いいレンズを見つけたと、内心、喜んでいるのである。

このレンズは、ある会社の会長さんに貰ったもの。

ニコンFにこのレンズと、スタンダードと24ミリの口角レンズがついていたのだが、構造上、このレンズとワイドレンズだけが僕の持っているデジタルカメラで使えるので、これからそれで撮影しようと、思っているところなのである。

デジタルであっても、すべてマニュアルで撮る、いいね、あえて時代に逆行してその味を楽しむことこそ風流、いいね、このフレーズ気に入った。

だって人間が古いんだから、やっぱり、慣れ親しんだその感覚を大事にすべきだよね。
このように考えると、レンズを落として壊したの、その時は確かにショックだったけれど、それがあったからこそ、古いこのレンズを使っての発見(気づき)だから、それはもしかしたら「導かれた」と解釈すれば、「良かった」のである。
最近は、すべてのことに対してそのように思えるようになってきたのは、
人間として、少しは成長したのかな(笑い)
「晴れの日は晴れを楽しみ 雨の日は雨を愉しむ…」
この言葉がとても好きなのである。

 

-カメラ, フォトエッセイ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

この葉っぱを見た瞬間に、ペルソナと勝手に命名してしまった

目次モンステラ(マドカズラ4号)というのだそう初めて体験したカルチャーショックウン、僕の好きなのはベルイマン…なんちゃってね当時は、芸術論を熱く語る人が多かった先日、友人の画伯に頼まれて、絵の複写をし …

花と蝶 一枚の写真からいろんなことが思い出される。

目次蝶々で思い出したのが、画家 堀文子さん聞けば堀さんも同じベレン(アマゾンの河口都市)に行っている。 誘ったのはどちらも、植物学者の宮脇昭先生 アマゾンをモーターボートで走った思い出 蝶々で思い出し …

紅花羽衣の木に咲く花、その印象は夏の夜空に咲く打ち上げ花火

目次華やかだが、どことなく憂いがあって、こういう印象、僕は好きだな人とは違う写真を意識しなければ、それでもプロなのと言われてしまう。そんな時代なのだ独自の世界とは一人よがりの自己満足を全面に出すことし …

カタツムリの好物は水、柔らかい野菜、バナナ、メロン、リンゴ、卵の殻 

目次カタツムリもやっぱり、梅雨時の風物詩だよね幻の作品「海に落ちたナメクジではない少年」僕はボンクラなのに、友達は皆 凄い奴ばかりだったカタツムリ  危険なのだそう、気をつけてね カタツムリもやっぱり …

青鷺・アオサギ その目の鋭さ、生きることの厳しさを感じさせる

目次鋭いねぇ、この目なんか、武士道に通じるものがある。そんな気がする。何を知りたいかを知る、ジャーナリストにとって、それが最も大切なこと 鋭いねぇ、この目 生きることの厳しさを教えてくれているような、 …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます