カメラ コラム フォトエッセイ 人物紹介 写真エッセイ 基礎知識 思いつき

東寺(京都)で見た堂本印象の描いた襖絵、凄い。芸術とはを教えられたそんな気がした

投稿日:2020年5月31日 更新日:

目次

ミツバツツジだと思う。

ちょっと、襖絵を意識して撮ってみた。

 

「写真を撮る上において、考えなければいけない三要素、それは、なぜ撮る、何を撮る、いかに撮るということ」

スマホのカメラが発達して、手軽にクローズアップができるようになったので、フェイスブックやインスタグラムでクローズアップの写真が目立つようになった。
みんな、信じられない程うまい。

昔だったら、まず撮れないという高度な写真が随分ある。
だが、
「大きく写せばいいんだろう」という感じで、クローズアップされた写真も多く、
「なぜ撮る」「何を撮る」という意識なしに撮られた作品も多く、
「なぜ撮る」「何を撮る」「どう撮る」というのは、考えなければ━と思うものも多々ある。

いきなり余談から入ってしまった。元に戻そう。

昔の絵師は、襖絵を軽視していた

昔の絵師は、襖絵は軽視していて
「しゃーない、襖絵でも描いて凌ぐか」
というような感じだったらしいのだけれど、襖絵、いいよね。

だからこの花、
襖絵を想像して撮ってみた。
襖、6枚で1つの作品が完成する。
そういう仕事、一度はやってみたかったな。

襖絵で記憶に残っているのは、京都、東寺の堂本印象が描いた部屋の襖絵。

この部屋は、普通は見られない。
たまたま、知り合いがいたから見られた。のだが、それは凄い。

部屋を囲んだ襖絵で1つの宇宙を描いていているのだが、
描いている題材は、その辺の草むら。

絵は墨絵で、草や昆虫が薄墨で描かれているのだが、どういうわけか、白黒なのに、色彩が感じられ、コオロギなど、虫の鳴き声、風の音が聞こえてきて、

いつの間にか、そこが部屋の中という感覚がなくなっているのだ。

この部屋を見て、初めて、芸術というのは、こういうことなんだというのを知らされた。そんな気がした。

本物はやっぱり凄い。
雑誌の仕事をして良かったのは、普通では見られないそういうものを見て歩けたこと。
会ってみたいなと思う人に会えたのも、媒体の力。

今は、そういう仕事につけたということに対して、良かったと、色んなことを思いだしながら、感謝しているのである。

 

-カメラ, コラム, フォトエッセイ, 人物紹介, 写真エッセイ, 基礎知識, 思いつき

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

冬の花 山茶花 お菓子を見ているみたい

目次 冬の花 さざんか、美しいね、まるでお菓子をみているみたい 和菓子屋さんのショーウインドウを見ていると、季節の花のお菓子が飾ってある。 お菓子だからもちろん細工物である。 色といい、形といい、上手 …

シャンプージンジャー

目次 シャンプージンジャーというのだそう。 ネイティブハワイアンは、花や苞を絞って、頭を洗い、体を洗っていたらしい。 トリートメント効果や殺菌効果があって、清々しくて爽やかな香りが全身を包んで気持ちが …

散歩カメラは軽いカメラがいい。安いカメラをいかに使うかが面白い

目次 カメラがあれば写真は撮れる。が、無ければ撮れない。 翡翠と書いてカワセミ。 動く宝石ともいわれる程美しく、人気が高い。 私の場合、カワセミを狙って撮りに行っているわけではないので、偶然遭遇して、 …

誘惑する薔薇

目次 誘惑というタイトルはどうだろうか? なんとなくそんな感じがするのだけれど… 誘惑とは、心を惑わして誘い込むこと。 「ああ、この美しさなら惑わされてもいい」 そんな雰囲気の花、そう思って撮ったのだ …

寒桜にメジロは僕の中では春の季語、しかし今年はなかなか見えない

目次 やっぱり今の季節はメジロだよね。 特徴は、目のまわりが白いこと。 一年中いるらしいが、寒桜の蜜を求めてくる、今の季節が撮りやすい。 ヒヨドリも寒桜の蜜が好きで、同じ木にやってくる。 自分より大き …