撮影テクニック

小さな花を大きく撮って背景をぼかすマクロ撮影の簡単な方法

投稿日:2019年3月10日 更新日:

小さな花を大きく撮って背景をぼかすマクロ撮影の簡単な方法

 

 

 

 

 

 

今日は 久保雅督です。

「写真はコツでうまくなる」

にお越しいただき、ありがとうございます。

今日は、近寄って、小さなものを大きく撮る

クローズアップという撮影方法について説明します。

 

小さな花を大きく撮って、背景がフワっとボケていて、パッと花が 浮かび上がってくるような写真の撮り方

小さな花を大きく撮って、

背景がフワっとボケていて、

パッと花が 浮かび上がってくるような写真

確かに魅力的ですよね。

そんな写真の撮り方を説明します

それでは 始めます。

「花にできるだけ近づいて、花を大きく撮りたいのですが、私のカメラでは、近づいて、大きく撮ることができません。あれはどうやって撮るんですか」

 

普通では、近づけないところに近づいて写真を撮る3つの方法

普通では、

近づけないところに近づいて写真を撮る撮影の方法を

「マクロ撮影」とか

「クローズアップ撮影」

あるいは「接写」といいます。

簡単にそう言ってしまうと、 拘る人から

「マクロ撮影と接写、クローズアップ撮影は違う」

と、噛みつかれるかもです。

でも、目的は、撮りたい花に近づいて、花を大きく撮ることですから、そういう、どうでもいいことは、ここでは無視です。

普通のレンズでは近づけない距離の中に入って

花を大きく撮る方法は3つあります。

方法その1

コンデジ(コンパクトデジタル、カメラ)には、プログラムの中に、
「マクロ撮影」という機能が組み込まれています。
それを使えばいいのです。

設定の方法は機種によって違うので、カメラの取り扱い説明書を参考にして下さい。

それで分からなかったら、

メーカーのサポートセンターに電話すれば、

丁寧に教えてくれます。

取説読むよりも、電話した方が簡単にできるので、

サポートセンター、大いに利用しましょう。

カメラの設定、私も忘れることが多く、

サポートセンターはよく利用します。

コンデジ、何かの拍子に、予測してないような事態が起きて、どうして良いのか分からなくなることが、よくあります。

だから、電話には、

ここの番号は、登録しておくことをお奨めします。

「花に近づいてより大きく撮る」

パッと見た感じ、 難しい撮影のように感じます。が、 

設定さえできれば、誰でも簡単に撮れます。

ただ、ここでひとつ覚えておいて欲しいのは、

マクロレンズの設定ができたら、

カメラの上についている撮影モードのダイヤルを回して

モードの切り替えをすることです。

モードの切り替え、それは、どういうこと。

説明します。

初心者の人は、多分、今までPモード(プログラムオート)で撮っていたと思いますので、

それを、A(絞り優先モード)に切り替えるということです。

Aは絞り優先

絞り優先とは、

レンズを通して入ってくる影像の明るさを、穴の大小でコントロールする機能のことです。

絞りは羽が幾つか重なってできていて、レンズの中の穴の大きさを変える装置です。

穴が大きくなれば、背景がぼけ、穴が小さくなると、ピントが深くなるので、背景をぼかしたい時には穴を大きくすればいいのです。

難しいですか。

言い方を変えましょう。

眼鏡をかけている人が、眼鏡をはずした時のことを創造してください。

そうです。

より良く見るために、瞼を細めますよね、それと同じです。

そうです、「絞りは瞼」

そう思えばわかりやすいですね。

絞りの穴が大きくなったら、ピントの幅がなくなって、狙ったところ以外はボケる。これは覚えて下さい。

今までの説明は、カメラにプログラムされた機能を使ったやりかたです。

方法その2

クローズアップレンズというのを使います。

カメラ店に行けば、フィルター(カメラのレンズの前に着ける薄いガラス)状のものが売られています。

このフィルターには1番2番3番4番‥と番号があります。

番号は、クローズアップ効果(倍率)を示したものです。

レンズは単独でも使えるし、組み合わせても使えるという仕組みになっています。

一枚ずつの単品でも売っているし、ケースに入ったセットもあります。

どれを選ぶかは、好みなので、カメラ店でサンプルを借りて、見え方を自分の目で確かめてください。

このレンズ、

レンズの前に着けるだけなので

使い勝手がとてもいいのです。

が、ひとつ、欠点があります。

それは、撮影が終わって、

移動中に、よく無くしてしまうということです。

レンズを外した時は、

どこにしまったかを、しっかり確認してください。

 

方法その3

私の場合は、

撮影に行くたびになくするので、

今は、カメラのジャンクショップに行って、

壊れたレンズを数百円で買ってきて、

虫メガネになるレンズを取り出して、

カメラの前に持ってきて、手で押さえて撮影しているのです。

お米の花の神秘

細長いのが雄しべ、もみの開いたところの下の方に黄色く見えているのが雌しべです

手製の虫眼鏡

 

見た目はスマートではないです。が、

これが、素晴らしい写真にしてくれるのです。

だから、レンズにちょっと細工して、

撮影に行く時は、首にぶら下げていて、それを多用しているのです。

これを持っていれば、小さな文字を読む時にも役立ちます。

ということで、3つめの方法は虫眼鏡を使うです。

100円ショップで売っている虫眼鏡を使っても、効果は同じです

どうですか、マクロ撮影は、簡単でしょう。

カメラのモードを切り替えるよりも

この方法が簡単で、効果もいいので、

私の知り合いの多くの人は、もっぱら、この方法で、

クローズアップ写真を楽しんでいるのです。

オット、大事なことを言い忘れました。

それは、カメラの設定で、マクロ撮影をする、

マクロレンズを使う、虫眼鏡を使う

いづれの方法を使っても

マクロ撮影は

自分自身が動いて、

ピントの合う位置を探さなければならないということです。

花に近づく、

どこまで近づけばピンとが来るかというのは、

自分の身体を動かしてさがします。

マクロ撮影は身体を前後に動かして、ピンとの合う位置を探さなければ、ピンとがこないということだけを覚えてください。

これさえマスターすれば

花を大きく写して、背景をぼかして魅力的な写真を撮るというのは、とても簡単です。

以上が、

小さな花を大きく撮って、背景をボカス撮影の方法です。

いかがでしたか。

それでは、最後に今日のポイントをもう一度まとめておきます。

今回のまとめ

  1. コンデジでマクロ撮影をするには3つの方法があります。
  2. カメラに内蔵された機能を設定から呼び出し使う。
  3. カメラ店でフィルター形式のクローズアップレンズを買って使う、虫眼鏡を使う。
  4. 花をクローズアップさせる時は、自分の身体を動かしてピントの合う位置を探す

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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