昨日 素敵な女性とデートしたの。
とっても楽しかった。
待ち合わせしたのは須賀神社
僕のアパートの近く
時間に合わせて神社の前に行くが、姿はない。
電話すると、
神社にいるわよ、階段上がってきて
言われるままに鳥居をくぐり、階段を上がっていくと、居た。
そして写真の水琴窟のある場所を指指して
「あの竹竿の先に耳を当ててごらん」と
言われるままに耳を当てると、
ピチャン ピチャン ピチャンと、
金管楽器を水が叩いているような、
澄んだ音色が聴こえてくる。
その音のなんと美しいことか…
横に立てられた札(説明書き)をよむと、
「遠い出雲の地から飛んできた雲から雨滴が一滴二滴と水琴窟に落ちていると
想像しながラ竹筒に耳を当て 滴の奏でる音色に聞き入るうちに…」と、
読んで再び耳を当て。
耳を澄ませば、
心にしみるその音が、細胞の隅々まで伝わって、
心を妙に落ち着かせてくれるのだった。
ゆとりだねぇ…
古人のなんとも高尚な遊び、
遊びとは、こういうことを言うのかと、思わされる嗜好だった。
「これはいいものを見せてもらった。知らなきゃわからない、そういうものだものねぇ…」
近くに居て、未だ神社にすら入っていなかったのだから、
…
その後ちもとに行って
僕は先日と同じもの
「この雰囲気素敵」と、
女性も喜んでいた。
さて、この後、どうすると言いながら阿佐ヶ谷駅に行くと
浜田山行の「すぎまる君」が
「あれに乗って浜田山に行こう」と女性
よしと二人で飛び乗ってしばらく走ると
「次はみどりの里」という案内が
「ねぇねぇ次はみどりの里だって、公園みたいだね、降りようか」
そう言っておりたのだが、
公園らしきものは何もない
道行く人に
「みどりの里ってどこですか」と尋ねると
「あれです。あの老人ホームです」
公園かと思ったら老人ホーム 二人とも高齢者
笑いが止まらなくなってしまった。
でも浜田山の駅はすぐそこ
気をとりなおして歩いていると、
大きなマンションに立派な花壇があって、美しい花々が咲き乱れている。
「あっこれキレイ、これ可愛いいわねぇ」なんていいながら、写真を撮っていると、
「あの白い可愛い花、あれなんていう花」と花壇を手入れしている男性に女性が声をかけると
「あれはステラ 一年中咲きますよ、良かったら持っていきますか」
そう言ってプレゼントしてくれたのだっった。
男性はこの花壇の管理を任されている人で、
「花壇は自分にとってのキャンバス、いかにしたら喜ばれる花壇にできるか」と、
精魂込めているらしい
ひとつひとつの花の特徴を説明してくれる男性の輝いた顔がまぶしかった、
その後、
私たちは浜田山の駅にでて、線路を渡って歩いていたら、大きな公園が、
「あら これ、私の来たかった公園だわ、柏の宮公園 前々から来たいと思ってたのよ」
偶然の発見に彼女大喜び、
しばらく花など愉しんで、
近くにあった「すぎまる君」のバス停で待っていると、すぐにバスが来て乗ったのはいいが、なんか感じがちがう
「阿佐ヶ谷に行きたいのだけれど、これは何処行き」
運転手に尋ねると
これは「下高井道 阿佐ヶ谷には行きません」
慌てて降りると、
僕たちのことを心配して女性が降りてくれ、
浜田山駅から阿佐ヶ谷駅行きバスまでの案内をしてくれたのだった、
優しいねぇ、
そして親切、
感謝…
とっても嬉しかった、
そしてデートは、笑い転げる程の膝栗毛になってしまったが、とても楽しい一日だった。
あてもなく歩く、こういう旅、
キャラキャラと笑いながらのデートとても楽しい