はっきり言って こんな写真である
なんのまとまりもない
漠然とした風景
普通なら撮らないね…
それをなぜ…
不思議なんだけど
このまとまりのない
茫々とした風景の中に何か感じるものがあったんだろうねぇ…
きっちりと纏まったものよりも雑然の雰囲気が楽しい僕
自分でもよく分らないだけど…
最近はなぜか
纏まったものよりも、
こうした漠然としたものに興味を感じるようになってきたの…
これはいったどういうことなんだろうねぇ…
人工的ではない自然の世界…
作為をくわえない自然の素晴らしさ…
そういうものに魅力を感じるようになったのである…
そう言えば昔むかし…
「下手ウマ」という表現方法が流行したことがあったな
今から40年くらい前かなぁ…
調べてみると
ヘタウマとは創作活動(サブカルチャー)において
技巧の稚拙さ「ヘタ」が、
かえって個性や味「ウマい」になっている様を指す言葉
技術が下手で美術的センスはないが、
感覚がいい…
技巧的には下手だが、
なんとなく人を惹きつる魅力があるもの…
これは運動というよりも文化現象として現れたもので、
次のような記述があった(誰が書いたのかは分からない)
「イラストレーターのの山藤 章二の回想によると
1970変代初頭、
ヘタな作品を並べた
あるイラストレーション展を見ていた折、
知人のベテランイラストレーターと交わした会話のなかで
「ヘタウマ」という言葉を初めて耳にした…」と
そうそう
そうだった…
コンテンポラリーはちょっと違うけど、
何か
時代的にとても面白い時代だった…
僕の記憶の中に
そういうのがあって、
自分のメディアをもって、
自由に表現が楽しめるようになって、
気持ちがそういう方向へ行ってるのかも知れないね…
元々、
一生懸命に撮っても
下手な僕なんかは、
そういう表現方法の方が馴染み易いのかもしれないね…(笑い)
そういう思いが今もあって…
オーイ風だぁ
風さんだぁ
何…
今日は8ビート
ジャズかぁ…
ヨーシ楽しく行こう…
ウォーキン(マイルス・ディヴィス)…
いいねぇ…
今日も愉し
明日も愉し
その日
その時の
気分や感情をストレートに
それが楽しい