discover essei photo

写真を愉しむ 稲木掛け心に残る日本の絵

投稿日:

この風景かつての日本の秋の象徴だった

ところが今は、東京では、田んぼを見ることすら難しい

この写真鳥取の友人の作っている田んぼの風景なのだが、
数年前
突然電話で
「これが多分僕の最後の稲木掛けになるから写真に残そうと思うんだけど、どうしたらうまく撮れるか」と
しかし、
現場を見ないで、そういわれてもねぇ…
いや、現場を知っていたとしてもだよねぇ…
だから僕は言った

教えても一朝一夕には撮れない

「明日 夜のバスに乗れば明後日の早朝には鳥取駅に着く
教えるよりも行った方が早いから」
そう言って鳥取に行き 撮ったもの


懐かしいねぇ…典型的な秋の風景…
子供の頃、僕の田舎
(岡山県都窪郡吉備町)
でも、見慣れた風景だった

今も記憶に残っているサーちゃん家の脱穀風景

サーちゃん(竹馬の友)家の庭には、
発動機と脱穀機を長いベルトでつないで、藁とお米を分離させ、それを木で作ったおおきな箱みたいなものに入れ、
ハンドルを手で回転させると 風が送られてゴミを取るの、
それを見ているのが楽しくてねぇ…
ところが、

中国内モンゴルでみた不思議な風景

土の道に稲をずらと並べて、
車にそれをひかせてるの…
そしてお米が稲と離れると、それを寄せ集め大きな平べったザルにいれ、風でゴミを飛ばしてるの、
それをみて、
10年否20年前の日本の風景と思ったのだった
(今から10年位前の話し)
それが今や田んぼも減って、
お米は
ファクトリー(工場)で乾かし、
全自動で玄米、
さらには白米までできるよになっているのだ 

だから稲木掛け(天日干し)なんて必要ないのだが、
美味しいお米に拘る人は、
稲木掛けをして、
陽の光によって甘さをより引き出しているのだ
実際、
友達の作るお米は、とても美味しいお米だった。
炊きたてのごはんはもちろんだが、冷えても、おにぎりにしてもなお美味しい最高のお米だった
懐かしいねぇこの風景…

「お米が命を繋ぐ時」
その瞬間を撮っているのは多分僕だけだと思う、
「電子書籍 お米の花の神秘」
(まめしば書房 Kindle Amazon)に収録
雄蕊と雌蕊の結合
3年がかりで撮った写真
だって、
お米の花の雌蕊 
それが見つからなくて(笑い)
いろんな思いでがよみがえってくるねぇ…
写真って本当に楽しい
今日も愉し
明日も愉し
引っ越しがすんだら、
ラッシュのままにしている写真を少しづつでもだよね、
それがまた楽しい…

-discover, essei, photo

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

写真を愉しむ 梅小枝 まるで日本画四十雀

振り返れば人生とは、
その人 それぞれのドキュメンタリー映画をつくるためのもの、
誰に見せるわけでもないが、
ハラハラドキドキの連続ながら、結構楽しい出来上がりになっていると思っているのである…
そう、自分としては…
そんなことを考えると、本当に楽しい…
編集でカットしたいところはいっぱいあるけれどしゃーないね…(笑い)

スマホカメラを愉しむ 爽やかに可愛く咲いた萩の花

爽やかに可愛く咲いた萩の花 英語で言うとどういうんだろうね 翻訳アプリにかけてみた FRrsh andlovely bush clover flowers 翻訳アプリ楽しい 自分で書いた文章ならば、リ …

スマホカメラを愉しむ 生け花 さりげなくポンと挿して 空間を愉しむ いいね 

僕にとって芸道なんてどうでもいい
素朴に生けて、そこに心安らぐ空間ができれば、
それでいいのだ…
さりげなく生けて 何かを感じさせる その趣…
それがいいのだ
今回は、そんな雰囲気を意識してスマホカメラで
写真って本当に楽しい
その時々の思いまで写し込めるのだから(笑い)

大山富塚豆腐の寄せ豆腐 とっても美味しい まるでケーキ 豆腐がこんなに美味しいなんて…

豆腐は豆腐だよねぇ…
なのに、
美味しさになぜこんなに違いが出るのかと調べてみると
買った寄せ豆腐は富塚豆腐店のもの。
この店なんと
創業は慶応元念で、
大山水系の井戸水で作っていて、
どうやらそれが美味しさのポイントで有名料亭も認める極上の味とか。

こんなコピーみると、
それだけで嬉しくなっちゃうよね、
そう、
僕は暗示に弱いタイプだから…
でもせっかくだから
「美味しさの秘密」を探ってみると
やっぱりミネラル豊富な水と素材と、
受け継がれた伝統の技に尽きるらしい…
そうだよね
伝統…

長い歴史の中で育まれてきた伝統の技
特に五感に訴えるものはね…
そこには主観(思い込み)もあると思うが、
これだけはコンピュータでは出あせないと僕は思っているのだが、
この豆腐にもそれを感じる。

映画 ローマの休日 オードリー・ヘブパーンとグレゴリー・ペック 何度見てもいいねぇ

大スクープをものにしながらあえて握りつぶす新聞記者とカメラマン
スクープを…
しかしそれが愛に変わり
たった一日の楽しいデートを楽しみ
結果的に
スクープをものにしながら
発表しないという選択をする新聞記者とカメラマン…

うん そう… 
なんでも金に換えればいいというものではないよね…
職業もさることながら
あえて発表しない(秘密を守り 彼女の立場を守る)という
人間としての美意識(愛情)…
それが
心と空気感…
見つめる目と目(表情)を通して語られるのだが
「ウー」と思わず…

ここではもはや

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます