フォトエッセイ

ヒヨドリ なんとなく緊張感が。だってもうすぐ、赤ちゃんが出てくるんだもの。

投稿日:

目次

子を思う母の気持ちは、人間も一緒だね。

「何があっても私が守る」
そんな緊張感がヒシヒシと伝わってくる。
そう、ちょうど今頃がヒヨドリの産卵期。
ヒヨドリは、カラスなどの天敵を避けるために、人の行き来のある植え込みなどの、ちょっと高いところに巣をつくる傾向があるらしい。

当然のことながら、卵を産むのはメスで、温めるのもメス。
では、オスは何してんの…

心配ない、メスのためにエサを運んで、ちゃんと協力してるから…
もしかしたら、僕より立派かも(笑い)
僕なんか、大事な時に居たためしがないと、随分言われたもの…
昭和の男はみんなそうだったと思うけどねぇ(僕の勝手な思い込み)
それでも、昭和も終わりの方になると、
「あいつ、カエルコールしてるぜ」
なんて、みんなで笑ってたりしたんだけどね、今は育児休暇を男がとる時代だから…ねぇ
そういう意味では、鳥の方が、夫としての役目果たしているから立派かもしれない。

しかし、卵から雛になって、これからが勝負なんだ。

いろんなところから、カラスなどの目が光っているから、四六時中神経を張りつめて守らなければいけないからねぇ、

一度カラスが攻めてきたのを見たことがあるが、自分より大きなカラスに向かって、
「来るなら来い」と凄い迫力で、
その時は、自分より小さな鳥なのに、その迫力に負けてカラスが逃げて行ったけどね、大変だと思ったよ。
こういうのを見ていると、やっぱりマザコンになるわねぇ(男の場合)
僕にもそういう要素、多分にあったもの。
まぁ、僕の場合は母子家庭だったし、末っ子だったからね(笑い)
たまに元カミと会うこともあるのだけれど、
「今日は息子が早く帰るから帰らなきゃ」
そういってイソイソと。
僕は、そんな気遣いしてもらったような記憶はないけどねぇ…

たまに家に帰ると、「まるであなたは火宅の人ね」と、シラーと

尤も結婚したのは22歳で、別れたのが60歳頃だけど、ほとんど家にいなかったから、なんとも言えないけどね。
雑誌社やってる頃なんて、家に帰るのは、月に一回か二回位
その頃丁度、「火宅の人」(檀一雄)という小説が人気の頃で、
久し振りに帰ってビールを飲んでいたら、横に来て
「まるであなたは火宅の人ね」なんてシラーと。
ハハハ…
いろんなことがあったね、過ぎてしまえばみんな楽しい思い出だよ(笑い)
エッ 何書いてたんだっけ、忘れてしまった。

まぁ、いいか、どうせ大したものじゃないし…
だって、一つの言葉から、いろんなことが思い出されるんだもの…
雑記はそれが楽しんだよねハハハ…

 

-フォトエッセイ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

お地蔵さん 

目次 なんとなく、なんとなく、なんとなくで撮らされた写真。 何か、感じたんだろうねぇ… だけどそれが何なのかよく分からないのだけれど… でも、こうしてキチンと仕上げすると、OHと思う。 そういう感覚っ …

ヘリコニア まるでオウムの嘴 鳥によって受粉する鳥媒花なのだそう

なんか、ピカソの絵を見ているみたい。
シンプルだけど、中にはいろんな哲学が詰まっているから、強烈なインパクトで何かを訴えてくる。
もしかしたら、その日の気分によって、語りかけてくる内容が変わってくるのでは…そんなことを意識して描かれた作品。
僕にはそのように思えたのである。

寒さの中に、何か新しさを感じる、季節は確実に動いている、動きつつあるのだ

目次 年が変わったというだけで、風景までも変わって見える、面白いね 昨年と今年、 年が変わって20日足らずなのに、何か新しい季節の息吹を感じる。 おそらくそれは、ハクモクレンのつぼみが、そう感じさせる …

美しく老いる、そんなタイトルをつけてみた

目次   老いを美しく… 失礼だけど、かなり高齢だと思う、 しかし、色、形、醸し出す雰囲気には色気があって、魅力は感じさせるが、歳は感じさせない。 イヤ、それどころか、 若い人には絶対に出せ …

紅花羽衣の木に咲く花、その印象は夏の夜空に咲く打ち上げ花火

目次 華やかだが、どことなく憂いがあって、こういう印象、僕は好きだな 調べてみると、この花は冬の花らしい。 そう、撮ったのは温室。 葉っぱにも特徴があるが、見た瞬間、夜空に咲く花火を連想したので、その …