着物姿が美しい
どこで習ったの その着方…
うまいもんだ…
決まってる
作品はどこかに想像の余地を与える それがいいらしい
こういう時はね、
顔が見えないのがいいんだよね…
僕が師事した石津良介先生もそんなことを言っていた
理由は想像の余地と…
そうなんだよね、
絵でも写真でも言い過ぎちゃダメなんだって…
岡倉天心が
「茶の本」
のなかで、
確かそんなことを言っていた
この本は
茶道こそが東洋の美の根幹であるということを説いているのだが、
その中で
茶室という特別な空間と
花と
茶器とでつくりあげる
空間はまさに美の極致
美を完成させながら
なおかつ
そこにいる人に想像の余地を与えることで
より美しさを高めるのだと…
これは朗読で聞いて記憶に残った僕のうる覚えの部分なのだが、
僕の心には、
そうか、
作品というものは、
見る人もそこに入って来れる余地が大切なんだと受け取ったのである
「茶の本」
まだ一回聞いただけだけど、
すっかり惚れこんでしまった
道教の思想タオイズム
道の追求…
武士道もそれに含まれるのだが、
日本よりもむしろ外国での評価が高いというのも面白いね…
もうひとつ最近は中村天風もいい…(これも朗読で)
これらの本を貫いているのは、
一言で言えば生きる哲学なんだけど、
本当に素晴らしい…
知らぬ間に求めている世界に吸い込まれてく、そんな気がする
そんなことを思っている時にたまたま出会ったのが写真の風景…
撮らずにはいられなかったの…
ハハ…
僕には、
この感じる心が、
岡倉天心や新渡戸稲造「 武士道」の教えと中村天風と繋がっている…
そんな気がするのである。
こういう教えを朗読で聞いていると、
妙に心が落ち着くのは、
僕もやっぱり、
それを求めているからなんだろね…
★
朗読
本当に愉しい
自分で読むのは大変だけど、
いい声で読んでもらうと、
スーと心に吸い込まれるの…
スマホは本当に愉しいね…
これさえあれば退屈することがない…(笑い)