見た瞬間エッと思ったが、見れば見るほど味わい深いものがある
苦労して行って、見た瞬間、想像していた滝よりもはるかに規模が小さくて、
「エッ これ」と思わず言ってしまった。が、
しばらく滝の前にたたずんで眺めていたら、パワーのその実態が見えたような気がして…
エッ この上にもうひとつ滝がある
滝の前で大きく、深呼吸したりしていたら、
この滝の右の方にある洞穴から二人の男性
(この人たち、マウンテンバイクをかついで来たらしい、そこにバイクが2台置いてあった)
が出てきて、
「この上に大きな滝があるんです」と。
遠いのと聞くと、
「いやすぐそこ、その穴の中に入ればすぐですよ」
穴をのぞくと、鎖のついたきつい勾配の坂が、
距離は10メートル位。
上から人が降りてこないのを確認して足で踏ん張り、手で体を持ち上げてという感じで上がってみると、幅はないが、長い長い滝がそこにあった。
確かにそれも絶景だが、僕はむしろ、さっきの、ちょっと拍子抜けした写真の滝に、心、うたれるものがあったので、こちらの滝でパワーのシャワーを浴びることにした。
秘境、いいね
人里離れた山奥で悠久の昔より流れいる滝、
秘境なればこその風景がそこにはあって、不思議な力を与えてくれる。
空海がなぜ、そういう秘境を修業の場所として求めて行ったのか…
なんとなく分る、そんな気がした。
ハーと思わず深呼吸
悠久の時の流れに
心洗われる思いの心地ちよさ
これ、僕の素直な気持ち…
お湯に浸かってゆっくり休む休日もいいが、
こうして山道をあるく積極的休日もまた楽しい
休日をこうして楽しく過ごせるのも、働いていればこそだよね…
やっぱり人間、
何かがちょっと足りないというくらいの方が、充実して生きられるのかもね…
僕の場合は、足りないものがちょっと多すぎるかも知れないけれどね、ハハハ…