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シンビジューム
鳥取の友人から、正月用にと、豪華なシンビジューム(写真)が贈られてきた。
美しい花をタワワにつけた、見事なシンビジューム
殺風景な僕の部屋の雰囲気がガラリと変わった
やっぱり花は華だね…
1メートル以上ある大きな長方形の箱を開け、丁寧に包んだ覆いをとりのぞき、ポンと、部屋の真ん中に置くと、殺風景だった部屋の雰囲気がガラリと変わってとても華やかに…
いいね花、豪華な花…
花ひとつでガラリと変わった、部屋の雰囲気
ソファァーに座って、眺めていたら、
コーヒーが飲みたくなって…
ついでに、ハッカの精油をティッシュに浸み込ませたパイプを咥え、マイルスデイビスのジャズ、
「サムシンエルス」をかけると、もう最高…
いいねぇ、花のある部屋、花のある空間…
久し振りに、ゆとりを楽しませてもらった…
ゆったりとソファーに座り、お気に入りのパイプを咥え、熱いコーヒーを飲みながら、ジャズを楽しむ…
本当に本当に本当に久し振りに味わうゆとり、優雅でお洒落な時間を楽しませてもらった。
粋なプレゼントだねぇ…
花を見ていたら、いろんなシーンが走馬灯となって
花を眺め、音楽を聴き、コーヒーを楽しんでいたら、友達と出会った頃の色んなシーンが思い出された…
最初に会ったのは、友達の大きな温室の中だった。
その頃友達は、5月に花を咲かせるシンビジュームを育てていた…
笑顔がとても素敵な人で、会った瞬間から意気投合して、話がつきなかった
冬の寒い日だった、
僕はその頃、倉吉のホテルにいて、
「倉吉、東伯今昔写真帳(郷土出版)」という限定1000部の豪華本の取材をしている時だった。
ところが、友達との出会いによって、友達の話によって、もう一冊人物評伝「野に遺賢在り」(三冬社)を書くことになったのだから、そりゃ、記憶に残っているよねぇ…
シンビジュームの力(パワー)で、疲れを感じない、不思議な効果を体験(体感)
その時、倉吉、東京を何度か、車で往復しているのだが、
東京へ帰る途中、鳥取に寄ると、車の中に、シンビジュームの鉢をいっぱい積んでくれるのである。
不思議なことに、花を積んで走ると、
車の中の空気がスッキリして、長距離(720キロ)を走っても、疲れを感じなかったという不思議な体験もさせてもらったのだった。
シンビジュームの天ぷらも忘れられない思い出
そうだそうだった、
鳥取では、シンビジュームの花を料理屋にもt込んで、天ぷらにして食べさせてもらった。
ほんのり苦く、シャキッとした感触で、美味しかったその味までもが思いだされた…
嬉しいねぇ、友達のこの気配り…
「久保さん、お互いに高齢になりましたが、元気で生きている証として贈りましたよ、こうすることでいろいろ話ができる、そういう楽しみもいいなと思って…」
本当に本当に本当に嬉しい、
春になったら、一度、鳥取まで行ってみるかな、やっぱり会いたいよね…
本当に僕は友達に恵まれている、嬉しいねぇ、有難いねぇ…
「いつまでも、元気でいような」
そう言って、電話を切った。