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美しいは、それだけで魅力的、ここまで形が整うと、つい撮らされちゃうよね
「美しくなければシャッターを切らない」
これは僕の写真哲学
いいかえれば、美しさは、それだけで魅力的ということ。
では、美しいとは、どういうことなのか…
僕の概念では、パッと見て、オッと心を奪うもの。
色、形、音…それぞれに美しさはあるが、やっぱり、全体の雰囲気、調和の中で、目立つのがやっぱりいいね…
水連の花、もう随分撮ったし、「もういいや」と思いながら眺めていたのだが、写真のスイレン、「これほど形、色が整ったものは珍しい」ということで、つい撮らされてしまった。
「美しい」というのは、それだけで魅力的だものね…
ところで、「美しい」と「キレイ」の違いは何、気になったので調べてみた。
「きれい」と「美しい」の違いがある。
日本語センターというのが、それを解説していた。
きれいと美しい、その違いについて
「“きれい”は、清潔さや、整然さなどが優れている様を表す言葉。
つまり、”表面的美意識”の言葉です。
美しい”は、あるものに対し”心が奪われる”状態を表す言葉。
つまり、“内面的美意識”の言葉です。
そう考えると、“きれいな文字”を習得するのは簡単ですが、
“美しい文字”を習得するのは、そう簡単にはいかないと思うのですが、
どうなんでしょうか?
“きれい”と“美しい”最近は何でも“きれい”で済ませてしまうことが多いですが、
ぜひ、これを機会に使い分けてみてください」と。
なる程、表面的なものと、内面を表わした言葉なのか、難しいが
「“きれいな文字”を習得するのは簡単ですが、
“美しい文字”を習得するのは、そう簡単にはいかないと思う」
というのは、なる程と、伝わってきた。
では、「美しい」とか「きれい」というのは、何を基準に言うのかと、つい思ってしまうが、僕の考えでは、そこに理屈はいらない。
「美しいものは、誰がみても美しい」し、「キレイなものは、誰が見てもキレイ」なのである━と思っているのだが、どうだろうか…
そういう意味で、写真に撮ったこのスイレン、
花びらのどこにも乱れがなく、パリとしたその姿が、僕の心を捉えたのだった。
ならば、それに応えなければいけないよねということで、ポジションを決め、ズームレンズでちょっと引っ張って調整し、露出は、アンダーのギリギリの所まで落とし、背後の黒がうまく出るように調整して、フォトショップで、コントラスト、彩度、明度のバランスを整えて仕上げたのが、この写真。
電子カメラは、やっぱりレタッチをしなければ、いい仕上がりにには決してならない。
レッタッチというと、ヘーと思われるかも知れないが、白黒写真の時代、プリントする時、手で覆ったりして、部分部分のデレィールの調整をしていたし、写真を印刷する時には、ここ、マゼンダを10パーセント+とか、いろいろ書き込みをして、調整していたのを考えると、いい仕上がりにするためには、レタッチの技術は必要なのである。
それにしても凄いね、最近はスマホでそれができるんだもの…
いい仕上がりにするためには、レタッチは必要不可欠、それは覚えておいた方がいいと思う、やっぱり、写真は美しくなければ見てもらえないからね」