essei flower phone photo

スマホカメラを愉しむ なんとなく心惹かれる野生茨

投稿日:

野ばら ノイバラ
「童は見たり」とゲーテが詩を書き シューベルトが曲をつけた「野ばら」
この花それと同じだが、
ゲーテが見たのは紅い花の野ならで、それはヨーロッパの野ばら
だから、
「くれないにおう…」と書いている
写真の野ばらは、日本の野ばらで、白い花を咲かせる。

調べてみると、
奈良時代、
大伴家持らによって編纂された万葉集に「宇万良(うまら)」という植物が
出ている。
この「うまら」が変化してノイバラになったという記事(株式会社宮城環境保全研究所)があった。
ついでだから、もうちょっと書けば
奈良時代末期、
唐との交流が進み、それによって中国原産の「そうび(薔薇)」が戸来したと。

そのバラはコウシンバラで、
「花弁が赤色 香りも高く大宮人の人気となり、ノイバラは次第に忘れ去られた」と。
このバラ 薔薇(そうび)は枕草子や源氏物語にも書かれているらしい…。
ところが、
江戸時代初期 俳諧が到来すると、ノイバラの持つ野趣や素朴さが注目されて、晩秋の季題として重用されるようになったのだと。

路たえて香にせまり咲くいばらかな 蕪村

愁ひつつ岡にのぼれば花茨 蕪村

古里は西も東も茨の花 一茶

いい勉強をさせてもらった。

そして僕も

野ばら見てその素朴さに惹かれつい 雅督

写真は楽しい本当に楽しい…

 

-essei, flower, phone, photo

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

写真を愉しむ ヒヨドリのパフォーマンス どうすれば、より美しく見えるか知ってるんだ

昨日、飲みに誘われたんだけど、
「今は追い込まれていて無理」
そう言って断ったのに、
朗読聴き始めたら止まらなくなっちゃって…
なんで、こういう時に、そういうこと始めるかねぇ…
へんな性格…

スマホで楽しむ あかい花 あかにもいろんなあかがある

赤と黒という小説もあったよね…
赤と黒のブルースという歌もあった…
アッ
このレコードジャケットに使われているあかは金赤だ…
ということは、
今日の写真のあかは金赤…?
いろは
本当に難しい…
しかししかししかし…
魅力的だよね
赤という色…
もしかしたらそれは
血の色だから…

ドラゴンと呼ばれる果実の味をきく 真っ赤な果実の味は淡泊

目次中まで真っ赤エッと驚く程紅い  ドラゴンフルーツ なんでドラゴンなんだろうねぇそうか、これは龍のウロコなのか…ついでだから果肉の色 どうやって見分けるのかと思って調べたが これ食べてたら肌に潤いが …

写真を愉しむブルーサルビアこの花を見ると思いだすスリラン産の特別いい色サファイヤの指輪   

写真を見ながら、このんなことを考えたり調べたりするのとても楽しいね 
こういう遊びをする時間を、もうちょっと増やしたいね…

no image

思いつき料理を愉しむ オムレツ得意料理なんだけど 最後の最後で失敗 

失敗したたまご焼きから教わる
楽しくいきる知恵なんてね…

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます