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古本屋、古書店があると、つい立ち止まってしまう。
もう、随分前に部屋を片付けた時、45リットルのゴミ袋で65袋本を捨て、本箱も5本位たたんで部屋をスッキリさせたので、もう本は増やさない買わないと心に決めているのに、古本屋の前にさしかかるとついフラフラと。
長い間の生活習慣がそうさせるのか…
何かそこに、これまで知り得なかった重大な情報があるような気がしてならないのだ(笑い)
そして、中に入って、なんとなく眺めていたら、
「ウン」という本が時々あったりして、つい買ってしまうのである…
古本屋、古書店、なんか魅力あるよね…
現役の頃には、媒体があったから、会いたい人には大体会えたけど、現役を退くと、「この人に会いたいな」と思っても、なかなか会うことはできないし、いわゆる普通の人では、欲しい情報を持っている人は少ないから、知りたい、欲しい知識、情報は本で得るより手段がなから、結局古書店を覗くことになってしまうのである。
新刊もいいんだけどサー、古本屋に比べて新刊にはなぜか、食指をそそる本がないんだよねぇ、だって、最近平積みされている本は、ハウツー物ばかりだもの…(笑い)
そこにいくと、古本屋「あっ」と思うものが目に飛び込んできて、値段を見ると、100円と200円、高くても1000円位で、「OHという本が買えるんだもの」
大まかなジャンル分けはしてあるが、いろんなジャンルの本が、バッサリ見えるのがいいよね、
「何気なくタイトルを見ていて」
「アッ」と思うのがあったら手にとってみる。
昨日見つけたのは「編集舞舞」(米沢敬)発行所は牛若丸、発売所 星雲社となっているから、この出版社は「ISBN」(出版コード)は持ってないので、星雲社のコードを借りて出版したということがわかる。
「ISBN]というのは、世界に流通させるために必要なコードで、これがないと、いくら良い本でも本とは呼ばれないのである。
そのため、コードを持ってない出版社は、そういうところ(例えば星雲社)のコードを借りて出版するのである。
ところが、電子書籍は、kindleで出版すれば、発売はアマゾンがしてくれるので、「ISBN」はなくても、世界のAmazonで紹介され、発売されるので「ISBN」の重要性が薄れてきているというのが最近の出版事情で、さらに、オンディマンド(カラー印刷機)で一冊単位で印刷できるようになったので、かつての出版事情とは、大幅に変わってきているのである。
話がちょっと横道にそれてしまたが、元に戻すと
奇抜さが目を惹いて、買わされてしまった
「編集舞舞」というこの本、
いわゆる本のスタイルからすると、中綴じで、ちょっとお洒落なメモ用紙というスタイルで、お洒落なケースに入っている変わった本なんだけど、「面白い」そう思って、つい手に取ってしまったの。
そして中身を見ると、右ページに「あらゆる書物は、夜空に瞬く星の末裔である」という大きな見だしがあって、左ページから600字から800字位のエッセイが書いてあるの…
そのアイディアとセンスの良さ、文章の旨さに引き込まれて買ってしまった。
古本屋にはこういう発見って、本当に楽しいね、
今の時代、ネットで調べれば、ほとんどのことは出ているから、ありきたりのことをありきたりに書いても、なんの感動も与えないよね、
しかし、しかし、しかし、
見せ方、読ませ方を工夫すると、それはまた、楽しい世界になってくる(笑い)
古本屋には、こういう発見があって、とても楽しいのである
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