コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 思いつき 花ものがたり 雑記

早春賦、子供の頃に覚えた歌、花を見てつい、歌っちゃったよ

投稿日:2020年4月13日 更新日:

「ネモフィラ」

なんとなく好きだな、この雰囲気

「春は名のみぞ 風の寒さや」
早春賦、子供の頃に覚えた歌、つい歌っちゃったよ…

途中から、歌詞が出てこなくなるんだけどね…

早春賦の賦は漢詩を作ること、または歌うこと

調べてみると、
「賦」とは漢詩を歌うこともしくは作ること。
「早春に賦す」というのが元の言葉らしい。

漢詩 いいよね、
李白など、若い頃にいろいろ読んだけど、まったく覚えていない。
ただ、于武陵(う ぶりょう)という人の「勧酒」は、よく覚えている

勧酒

勸君金屈巵
(君きみに勧すすむ 金きん屈くつ巵し)
滿酌不須辭
(満まん酌しゃく 辞じするを須もちいず)
花發多風雨
(花はな発ひらいて 風ふう雨う多おおし)
人生足別離
(人生じんせい 別べつ離り足たる)
という詩にを、井伏鱒二は次のように訳している。

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ

訳が好きで、覚えているのである。

昨年の11月 JR東海の
「大人の休日クラブ」を利用して。秋田、青森を旅行した。
青森は寺山修治の故郷、どこで目にしたのか忘れた。が、
井伏のこの訳に対して

「サヨナラだけが人生ならば、また来る春はなんだろう」
と、言っているのを発見した。
面白い…

いいねぇ、蘊蓄と蘊蓄のぶつかり合い、センスとセンスのぶつかり合い…
こういうのができる人がいなくなっている、そんな気がする。

なんだか今日は分けの解らないことを書いてしまった。
雰囲気 そう、
雰囲気、それを愉しんだという、それだけのこと。
遊び遊び…
そう、暇だかね…

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 思いつき, 花ものがたり, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

なんとなく日劇でミュージックショーを見ている感じ

目次かつて、東京、有楽町に「日劇」という名で親しまれた大きな劇場があった。日劇は、収容人員は4000人、大きな劇場だった。友達とランチしながら、思い出を楽しむ最後のオリエント急行、それが僕の初めての外 …

ヘリオトロープ 前にこの写真、一度出しているのだけれど、ちょっと気になることがあって、再び

目次ヘリオトロープヘリオトロープの香水は、二人の出会いのところで使われた、小道具だった難しいね、男とと女の言葉にできない心の綾… ヘリオトロープ 前にこの写真、一度出しているのだけれど、ちょっと気にな …

カタツムリの好物は水、柔らかい野菜、バナナ、メロン、リンゴ、卵の殻 

目次カタツムリもやっぱり、梅雨時の風物詩だよね幻の作品「海に落ちたナメクジではない少年」僕はボンクラなのに、友達は皆 凄い奴ばかりだったカタツムリ  危険なのだそう、気をつけてね カタツムリもやっぱり …

月の砂漠

目次いいね、夏休み。探しものには、時間が必要なのだセレンディピティーは探し物をしている時に現れる「おお、これ書こう」 いいね、夏休み。 一人で暮らしていると、いつ起きていつ寝てもいいのだから、これはい …

ラッキーが続けてきた。シンクロニシティーあるんだね

目次歓喜のシンクロニシティーが…まさに高齢者、暇人の生活だね書くことがない時は、無理することないよね…電子書籍写真集出したよ 見てね つわぶきだと思う。 夕陽の中で、ポッカリ浮んでいるようで、つい、撮 …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます