コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 雑記

シャムの舞姫、グロッパ・ウイニティーショウガ科の花らしい

投稿日:

目次

「シャムの舞姫」

これといって特徴はないのだけれど、なんとなく惹かれると思ったら、そうなんだ、
「シャムの舞姫」
そういうのを知って見ると、なんとなく、そんな気がしてきた。

なんとなく妖しいよね、この写真

シャムとは、タイ王国の旧名。
仏教と密接な関わり合いがあって、バンコック市内だけでも3000以上の寺院がある。

江戸時代末期、この国で活躍した日本人がいる

山田長政、歴史の教科書に載っていた。

静岡の人で、タイに行く前は駕籠者(将軍家の駕籠を担いでいた下級武士)だったのだが、タイに行って、リゴールという地方の王になっているのだ。

調べてみると、
1612年、長崎から台湾経由で朱印船
(海外渡航許可証を得て海外交易をおこなった船)
に乗ってシャムへ行ったらしい。

当時のシャムは、ビルマとの戦の最中で、傭兵として戦に加わり、功績をあげ、
その後、スペイン艦隊との闘いでも活躍し、アユタイ王朝の王、ソンタムから重用され、各国との経済戦争に勝利して、貿易を一手に引き受け、なんと、当時世界最大の貿易会社だった「東インド会社」
(1600年、エリザベス一世の特許証により成立した特権的貿易会社)
を撤退させ、その功績によって、国位第3位の官位、欽賜名をさずかり、チョプラヤー川に入る船から税金を得る権利までもらったという人物。

こうして力をもった長政は、日本との貿易に目を向け、老中、土井利勝、本田正純を通じてシャム、日本間の貿易の道を開いたのである。

ひとつの花から、思わぬ歴史の話が、面白いね

ひとつの花から、思わぬ歴史を知ることになってしまった。
こういう発見があると、面白いよね。
時間がある時にゆっくり調べよう…
だって、知りたいこと、疑問点がいっぱいあるもの。
ちなみに、シャムネコというのは、この国の猫なのである。

 

 

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

なんとなく、そう、なんとなく魅力的な花、クロホウシ

目次 もう何度も撮ってるんだけど、 見るとやっぱり撮ってしまう。 なんか、惹かれるんだよねこの花。 黒法師 てっきり黒帽子かと思っていたら、お坊さん。   黒魔術師というオカルト集団を連想す …

独り身、調理器具もないのに、旬の筍を見ると、つい買ってしまった。

目次 筍にはなぜか郷愁がある 昨日、安売り屋の前を通ったら、筍が。 一本400円。 安い、そう思った瞬間に、もう手にとって、レッジに向かっていた。 「OHクボチン、レンジしかないのにどうやって煮るの」 …

OHなんとも神秘的… スイレン

目次 何とも言えないね、この神秘的な輝き、美しさ  黄色とブルーが補色だから、黄色が、より輝いて見えるから、神秘の奥行を一層深めているのだと思うが、神秘的という以外に、この花を表現できる言葉を僕は知ら …

春ですネェー 心ウキウキ 本当に気持ちがいい

あらまー とろけちゃって… これを撮った時には、絵本という発想はなかったから、 一番いいところが、ドーンと真ん中に。 一枚物の写真で見せる時にはそれでいいのだけれど、 本の見開きでとなると、一番見せた …

クビワペッカリー ジャベリナとも呼ばれている イノシシではありません

目次 一見 、イノシシかと思ったけど、ペッカリーというの。 パンタナルの民宿みたいなところで写真撮ってたら、エッホ エッホといいながら、どこからか出てきたの。 人慣れしていて、可愛いの。 もしかしたら …