コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 雑記

櫻と瓦屋根と青い空が美しい、東郷寺は、京王線多磨霊園駅のすぐ近く

投稿日:

目次

ヘー 東京 しかも新宿から目的のお寺まで約1時間 驚いてしまった。

一昨日の夕方だったかな 元カミから
「多摩霊園駅すぐ近くの枝垂れ櫻がとてもいい」というメールが来て、昨日、早速行ってきた。
「ヘー これが東京 京都の風景だよね」
そんなことを思いながら、ここという場所に当たりをつける。
「いいねぇ ちょっと出来すぎな感じ」
そんなことをブツブツいいながら、
人がいなくなった瞬間を狙ってパシャっと。

マーフィー博士の法則ではないけれど、人が居て欲しくないところに限って人がいる

なぜっと、つい思ってしまった。
仕事の時で、それが最高に条件が整った時だったら
「すみません」
と言うんだけど、遊びで撮ってる時には待つしかないもんね…
そう、小さな子供連れの家族が、そこで写真を撮ったりしててね 
1時間近く待ったかな…
写真を撮ったのは、 ホンの一瞬のチャンスだった。
待つの、慣れてるしね、それに週に4日、警備員やってるから、1時間位なら、…
何が役立つか分からないね(笑い」)

電車の中で人のブログ読んでいたら、ちょっとショックな記事が

「今はプロの写真よりも一般の人がポンと撮った写真の方がリアリティがあって受けがいい」

というのがそこに書かれていたのである。

薄々はそれを感じていて、それで時々スマホで撮ったりしてるんだけどね、
やっぱり カメラ持って行くと、
職業感というのが体の中に浸み込んでいるんだね、
「プロなら、誰が行ってもここから撮るよね」の写真になってしまうのである。

所詮プロの写真よね、これにはまいった。

若い頃に元カミに ちょっと自信の作品を見せたところ
「所詮プロの写真よね」と言われてショックを受けたのを思い出した。
そうなのだ、
ある程度の水準に行くと、写真でも料理でも、プロならみんなここにいくというものになってしまうのである。
有名な作家の先生の作品というのは、そういう域を超えたところで創るから凄いのであって、そこにいくのは、なかなかのことなのである。

この前、友人の画伯と呑んだ時、そんな話をすると

「そうなんだよ」
「職業人としして ああいいね」のレベルまでなら簡単になれるのだけど、
作品を見て「感動してもらうというのはねぇ…」
「そういう意味では 絵で言えば 日展とか国画会とかの賞をとれば凄いと思うけど、俺たちは、そういうところに近づかないものねぇ(笑い)」と…
そんな会話をしたのを思い出した。

僕がカメラマンを目指した頃には
「カメラを買えばカメラマン 鉛筆買えばルポライター」なんて揶揄された頃だったが、
振り返ってみれば、その世界にぶらさがってこれたことに対して
「よくやった」
と自分では思っているのに、
今や「そういう写真では…」と思うと、ショックを感じてしまった。

しかし、自分のやりたいことが、こうしてやれることは幸せなことだよね、
そう思うと、幾分か救われた。
心って本当に面白いね…
今更、なんの野心もないのにね…

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ネット社会、本当に素晴らしい、理想の形が見えてきて、夢と希望が膨らんで来た

目次 情報が少ないと、検索もやっぱり難しい 検索、出てきた解答を読み取る能力がこちらにないと、 「これだ」と断定できないので、結局「名前なし」で行くことにした。 そうだよね、決めてになる葉っぱはボケて …

西武線電車

目次 習慣って凄いね 今日は休みだから、起きなくていいのに、いつも起きている時間が来ると、目が覚める。 習慣って凄いね。 起きてしばらくボーとしてから、 夜のうちに買っておいたセブンの冷めたコーヒーを …

電子書籍写真集4冊目「ブルブルとチェリーブロッサムが完成、アマゾンで販売

目次 電子書籍写真集4冊目 「ブルブルとチエリーブロッサム」が、今日からアマゾンで販売されている。 今回のは、写真エッセイというよりも、写真絵本という感じ。   ブルブルとはヒヨドリのこと。 …

バラ クレオパトラ シーザー シャネルNO5

目次 バラの精油には、人間を元気にする活力がある そうなると、やっぱり、あの女性に登場してもらうしかないね。 誰、決まってるでしょう、 世界3大美人の一人と言われる クレオパトラ7世(プトレマイオス朝 …

セントポーリア 名前がいいと思って調べたら、発見した人に因んでつけられた名前なのだとか

目次 セントポーリア、遠くから見ると美しいんだけどね 「夜目遠目笠の内」という言葉がある。 この花を見る度に、そんな言葉が脳裏に浮かぶ。 そうなのだ、色は鮮やかで、とても目を惹くんだけれど、レンズで、 …