あの山の向こうに
沙漠 なんとなくロマンチック
現実を離れ情緒的で甘美…
確かに
しかし恐い…
漆黒の闇
その中で、動物の目がキラリと光る
オアシスを跳ねる魚のパシャンという水の音
風の音…
恐怖の想像が益々膨らんでいく…
一人ぼっち…
大声で歌を歌って紛らわす…
静かさも、静寂の域を超えると、恐怖になってしまうのだ
歩け 歩け 歩け…
そして無にになれ…
星を見ながら、月を見ながら…
山の向こうに灯りが見える…
あっちだ、ヨーシと、思わず…
それでも振り替えればロマンチック
大きな真赤な夕陽が忘れられない…