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筑前煮 昔はよく作ったよ。しかし、電子レンジでは初めて
なぜ筑前煮、ハハハ、それだよね。
実をいうと、安売り屋に蓮根があって、
それを見て、
「蓮根、何を作ればいい」
とテッチャンに聞いたのが始まり。
筑前煮、里芋は残ってるし、蓮根はあるし、後なんだ
「キンピラか筑前煮」というので、今回は筑前煮を選択。
「蓮根、里芋はまだ残ってる、後は…」
「ニンジン、ゴボー、コンニャク、鶏肉」
それを聞いて
「エーニンジン、その為に一袋買うの」と言ったら、
「1本あげるよ」
テッチャンがそう言ったのが引き金となって、筑前煮をつくることに。
鶏肉どこで買うの、そういうと、一つあげるよと、嬉しいねぇ
しかし、鶏肉がない。
近くにスーパーないんだよね、
で、仲のいいカレー屋に行って、
「筑前煮つくろうと思うんだけど、鶏肉どこで買える」
そういうと、
「何、筑前煮つくるの」
「そう。でも、鶏肉どこで買えばいいのかねぇ」
そんな会話をしてたら
「うちのを一個あげるよ」
「エッ、くれるの」
「うん」
「ラッキー」ということで、
れはもう、作るしかなくなってしまったのである。
早速料理にとりかかる。
部屋に帰って、チンの中に入るタッパーをいくつか用意して、
まず、
鶏肉を細切れにして、塩コショウを適当にして、バターソースでチン。
その間にゴボーの皮を包丁で削ぎ、適当な大きさに切って塩ゆで。
ゴボウーは早く処理しないと灰汁が強いかた変色するから単独で。
コンニャク、これがやっかいだよねぇ、
まな板の上に置き、包丁ではなくてコップで切るの。
うん、お袋がやってたから知ってたよ。包丁で切ってはダメということ。
なぜなのかは知らないから、ちょっと調べてみた。
なる程、コンニャクは味が浸みにくいので、断面を広くするために切れないもので切るということらしい。
ちなみに、野菜なども手でちぎれるものは、極力包丁は使わない方がいいらしい。
元に戻すと、
適当な大きさに切ったコンニャクはやはり臭いを消すために塩水でゆで、ニンジンは皮を剥き、蓮根も皮をむいて、これも一旦塩ゆでするのである。
そう、僕はなんでも塩水でサットゆでてから料理をつくるようにしているの。下味がついてた方が醤油が少なくてすむしね(笑い)
こうして、全ての具材の下準備ができると、これを、鶏肉を炒めたタッパーの中に入れて、味を整えながらチンするの。
そして、適当に味がついたら、お湯を入れ、本出汁を入れ、お醤油をいれ、適当にチンしてから味をみて、麺つゆで微調整したのが写真の筑前煮。
ああ、入れる物、まだまだいろいろあったんだ。
後で分かったことだが、椎茸や筍、大根をいれても良かったんだね。
筑前煮、名前から、福岡(筑前の国)の料理とは見当をつけていたけれど、その郷土料理が全国区で有名なのはなぜと思って調べたが、
今のところ、回答を得るにはいたっていない。
電子レンジでつくった筑前煮、うん、美味しかったよ。
男の腕まくり、ますます料理に興味が出てきた。
だって、料理つくってると、ワクワク感があって楽しいんだもの…