目次
筍にはなぜか郷愁がある
昨日、安売り屋の前を通ったら、筍が。
一本400円。
安い、そう思った瞬間に、もう手にとって、レッジに向かっていた。
「OHクボチン、レンジしかないのにどうやって煮るの」
そう、レンジしか持ってないの、みんな知っているの(笑い)
「レンジで煮るんだよ」
「アクはどうやって抜くの」
「ああ、僕は一旦、塩ゆでするの。煮て冷えるまで放っておけばうまく抜けるよ」と。
「へー知ってんだ」
「知ってるよ。うまいもんだよ」
「どういう味つけにするの」
「僕は鰹節で出汁をとり、その中に、筍を適当に切って、醤油をちょっと入れておすまし位かな、すでに塩味ついてるし…
アッ 鰹節はひきあげないで、そのまんま入れとくの、これがいい味をつけてくれるから」
「へー料理結構できるんだ」
「うん、うまいもんだよ。あんなものは、食べてりゃ、誰だってうまくなるよ。最近は、滅多にしないけどね…」
料理は、一緒に食べてくれる人がいるからつくれる。
自分のためには作らないよね…
この写真は、欅の木の表面がつくりだしたアート。
気をつけてみると、いろんな物語がそこに潜んでいるのだ。
この絵には、「ご飯の支度」というタイトルをつけた。
おくど、お釜、麦わらで炊くご飯の味は最高だった。
懐かしいねぇ かまど。
今の人には分からないよね、
キッチン、
しいていえば、グリルかな。
昔の家には、土でつくった大きなかまどがあって、大きな独特な形をしたお釜でご飯を炊いていたの。
麦藁をかまどに入れて、マッチで火をつけると、パチパチパチと音をたてながら、透き通ったオレンジ色の火がすごい勢いで燃えるの。
麦藁で炊いたご飯って、本当に美味しいかった。
美味しいご飯をたく秘訣
「初めチョロチョロ 中パッパ 赤子が泣いても蓋とるな」
これが美味しいご飯を炊く秘訣。
でも、釜の底のほうは、火力が強すぎてお焦げができるの。
このお焦げがまたおいしくてね…
昔ながらの農法に拘った友人のつくるお米は本当においしい
先日 鳥取の友達が、
「東京 コロナで大変らしいから、しっかり美味しいお米食べて免疫力をつけて下さい」
そう言って、玄米を送っくれたので、今、お粥づくりにはまっているの。
このお米、昔ながらの農法
無農薬(天日干し)に拘って、お米づくりをしている人のお米
どう説明したら伝わるかな…
ウーン そう、
秋になると、この人の田圃だけ、赤トンボが集中して来るという所(環境)で作られたお米。
僕に「お米の花の存在を教え、電子書籍写真集 お米の花の神秘を作らせた人」
「お米の花の神秘は電子書籍写真」になって、アマゾンで販売されています。
峠の釜めしの焼き物の器は。一人分のお粥をたくのに、理想の入れ物だった。
この玄米を、新宿の駅弁フェヤーで買った、「峠の釜飯」の器に入れ、水をタップリいれて、お粥をつくるの。
できあがると、
そこに、焼海苔をちぎってバラマキ、
三つ葉を小さく刻んであしらい、
梅干を入れ、塩昆布(えびすめ)を入れて、スプーンで食べるの。
これが美味しいのなんのって…
電子レンジしか持ってないんじゃなかった
エッ そう、
電子レンジしか持ってないから、それでつくるの、慣れたものよ…
一口たべては、
「ああ 美味しい」と(笑い)
なんだか 原始人の暮らしみたいだけど、この暮らし、僕にはあっていて、それさえも、楽しみとなっているのである。