コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 思いつき 雑記

セミ、面白いね、梅雨空の時には音もしなかったのに、夏になった瞬間に、まぁ、賑やかなこと

投稿日:

目次

青空とともに鳴き始めたセミ

面白いね、梅雨空で雨が降っている時には音もしなかったのに、夏の太陽になった瞬間、ミンミン、シャーシゃーと、一斉にセミが鳴きだすのだから…
暑いところに、セミの声…
確かにうるさいが、やっぱり、セミが鳴かなければ夏ではない。
だって、子供の頃から、ずっと、その声を聴いて夏を感じてきたのだから…

うるさくても風物詩、やっぱり大切だよね

ところが、最近は、セミの声がうるさいから木を切れと役所に文句をいったり、隣の風鈴の音がうるさいと苦情を言ってトラブルになったというニュースが目につくようになった。
しかしねぇ…
そういうニュースを見たり、聞いたりする度に、驚かされてしまう。
春夏秋冬、その時々の風情を楽しむ日本人の心、大事にしたいと思うけどね…

写真を撮るには、やっぱり何かきっかけがないとね

愉しみとして写真を撮るようになると、何かがないと、シャッターが切れないので、目を惹く何かを無意識のうちに探す習性が身についたのか、セミが鳴いていれば、どこにいるのかと、やっぱり探す。
しかしセミ、木の幹と同化しているから、なかなか見つけることができない。

声はすれども姿は見えず

ウーン、鳴き声は、あの辺だよね…
じっと見ていると、オッ、と。すかさずシャッターを切る。
不思議なことに一匹見つけると、次から次にと見えるようになってくるのである。
面白ね、人間の目…
きっと、あれだと判断できる情報がインプットされるんだろうね。
不思議なのは、普段は、何をやっても飽き性で、すぐに、他の面白いことを探そうとするのに、写真を撮る時だけは、同じ所で、いつまでも待てるのである。
そう、もう一人の自分と会話しながら…

スイッチが入るとは、こういうことだったのか

もうひとつ不思議なのは、
例えば公園にいく。
撮るものが何もない…
そんなことを思いながらフラフラするのだが、一枚シャッターを切ると、そこから急に、
こんなのどうだろうか、あんなのどうだろうかと、イメージがわき始めるのである。
で、スイッチが入るという言葉が一時期流行ったけれど、
「あれは、こういうことを言ってたんだな」というのが体験としてつかめたりするのである。

余禄

セミの写真を撮っていたら、抜け殻が目についたので、それもついでに。

いわば、余禄の写真なんだけど、写真としてはセミよりもむしろ、こちらの方が気にいっている。
子供の頃には、脱皮するところよく見たけれど、最近ではなかなか見えない。
サムシンエルス、何かを求めて今日もまた心の旅を

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 思いつき, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

写真が上手いというのと良い写真というのは同義語ではない

目次 時間にゆとりができたので、カメラ持って公園に。 すでに寒桜が満開で、蜜を求めてヒヨドリがいっぱい。 そんなわけで、 今日はひよどり、粘ってみた。 おかげでやっと、 これならという写真が撮れた。 …

ラクウショウ 呼吸根というけれど、葉っぱじゃなくて、なぜ根なの

目次 これはねぇ、マニアックな世界のお話だから知らない人がほとんどだと思うけど… 実はこれ、 ラクウショウ(落羽松)という植物の呼吸根なの。 漢字で書くと、松という字がつているんだけど、松ではない。 …

お米の花の神秘 お米が命を繋ぐ瞬間(とき)

目次 お米の花、見たことありますか。 おそらく、ほとんどの人が知らないと思います。 通常なら、8月の丁度、今頃、 お米を作っている田んぼでは、そよ風にゆれる、白い花が見えるはずです。 しかし今年は、梅 …

ゆり根

目次 正月用品、雰囲気につられて衝動買い 正月の用意、何もするつもりはなかったのだけれど、皆が買っているのを見ると、つい釣られて(笑い) 小田原「丸う」の蒲鉾、伊達巻、今年が最後と聞くと、エーと思いな …

壊れたバックをリメイクして楽しむ

目次   今日は、久保雅督です。 「撮って書いてワヤで笑える人生日記」 にお越しいただきありがとうございます。 今日は、私の愉しみの一つでもある、 壊れたバックをリメイクして使う面白いさにつ …