コラム 写真エッセイ 雑記

この写真 秋というよりオータムといった方が相応しい、そんな気がする

投稿日:

目次

秋かオータムか、言葉って、本当に難しい。

英語で言うか日本語でいうか、
同じ感覚を言っているのにフィーリングは全然違う、そう思うのである。
ちょっと理屈っぽいが、
日本の秋には、なんとなく湿気があって、ちょっと陰鬱、そんな雰囲気を感じる。のだが、英語のオータムには、どことなく乾いた感じがあって、落ち葉がカサカサと鳴っている。
多分、この感覚は、人によっても違うのだと思うが、僕は、そのように感じているのである。

イヤホンで枯葉を聴きながら写真を撮る

この写真を撮った時、ヘッドフォーンでマイルス・デイビスの枯葉を聴いていたから、そういう感覚になっているのかも知れないけれど…ね。

いいねぇ、マイルスデイビスのトランペット
何度聞いても痺れる。そして飽きないのである。
この曲をエンドレスで聴きながら散歩していると、まるで映画の世界を歩いてるようで、普段とは違う何か、そう、サムシンエルスを感じるのである。
僕は、そんなに音楽が好きという趣味はないのだけれど、たまに、聞く音楽は、ジャズで、やっぱりブルーノート。

ブルーノートとは、

1939年にニューヨークで設立されたジャズ専門のレーベル。
情緒や憂いを感じさせる曲が多いのは、アフリカ人の切ない感情に重ねた音楽だから…
ブルーノートが好きという僕は、
仲間がいうには、
「B型以上にB型で、落ち込んだところを見たことがない」と言われるのだけれど、それは僕の演出。
本当の僕はA型でナイーブで気が小さくて、いつも、どことなくビクビクして生きているのが本質なのだけれど、
職業を通して身につけた感覚(ポーズ)だけをピックアップして、勝手にイメージしているのだが、今さら、そういうの、覆すことはできないしね…(笑い)
まぁ、職業として写真なりライターなりを長年やっていれば、多少は図々しく(押しがつよくないと生きていけないから)なっていると思うが、本質を言えば、そうなのである。
だから、滅多に怒らない。
だって、喧嘩怖いもの…

アッ、また話が脱線しちゃった。

秋 オータム
暑さ、寒さ、清々しさ…
そんなのが入り混じった独特の空気感は、つい人をセンチにしたり物思いにふけったりさせるのだけれど、その雰囲気(アトモスフィア)とてもいいよね…
コーヒーを飲みながら、ジャズを聴きながら、写真を撮りながら、そういう雰囲気を楽しむのが、今の僕の生き甲斐なの…
そう、ちょっとだけお洒落をして…今日もよろし、明日もよろし…
高齢者はいいね、人生、本当に楽しい

-コラム, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

オーキッド 洋ラン まるで宇宙人 蘭って本当に面白い

目次 未知との遭遇 「見慣れない顔だね もしかして あなたは宇宙人」 「分んない、気が付いたらここにいたの…」 ムッシュさんも知らない植物? 「これだけ大きいとね、さすがに全部は…」(ムッシュ) 「ど …

プルメリア

目次 愛を伝える花プリメリア プリメリア ハワイでは、満月の夜明けに集めたこの花でレイを作り、 「好きな人に渡すことができれば、夢が叶う」という言い伝えがあるのだそう。 言い換えれば、「思いを伝える花 …

名前がいいよね、砂漠のバラ、なんとなく、そうなんとなく魅力的

目次 アデニュームオスベス 砂漠のバラ。   偶然にも、ドンピシャリのタイミングだったと思う 昨日、新宿御苑の温室に行ったら、 ドンピシャリのタイミングだったのかも。 でもこの花、神代植物園 …

写真が上手いというのと良い写真というのは同義語ではない

目次 時間にゆとりができたので、カメラ持って公園に。 すでに寒桜が満開で、蜜を求めてヒヨドリがいっぱい。 そんなわけで、 今日はひよどり、粘ってみた。 おかげでやっと、 これならという写真が撮れた。 …

吾は菊也、そんな感じ

目次 結構、主張してるよね、この花 僕は自分では、控えめな性格と思っているのだけれど、写真とか撮ると、作品は結構、主張する。 思えば、写真の道を目指した時から、意識していたのは“作家”であって、カメラ …