コラム フォトエッセイ 雑記

ヘー 花びらの中って、こういう世界なんだ。皇帝ダリアなんだけどね

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「君の名は」

「エッ そんな大切な個人情報教えられませんよ」
「ハハ、本当は知らないくせに」
「…」
「マー名前なんてどうでもいいよ、でも。凄い所、歩いているね」
「匂いにつられて来たんだけど、道に迷って、それにしても広いねぇ、空中から見た時には、そんなこと思わなかったんだけどねぇ」
「ソリャァ、君の、その足では大変だよ。でも君、歩くの早いねぇ」
「そりゃもう、必死だもの。でももう疲れた、ちょっと休もうかな」
まさに山あり谷あり、急登に次ぐ急登…おまけに複雑で、こりゃ大変だ…
皇帝ダリアを撮っていたら、こんな虫が現れて、ちょっと、つきあってあげたの。

そのちょっとの縁「袖すりあうも他生の縁」それが書きたくて

昨日、日銭稼ぎで、「通行止め」。
ある家の前に立っていたら、高齢の夫婦が出てきて軽く会釈を。
ところが、ご主人の雰囲気がダンディーで恰好よかったから、つい、そう言って声をかけると、ご主人、ニコリと笑って、杖をつきながら出かけていった。
見送った後、奥さんがいった。
「週に3回透析にいくの、透析をするまでは病気知らずで来たのにねぇ、やっぱり歳だわねぇ」
「それにしてもご主人、ダンディーですねぇ」
「出かけるのが好きだからねぇ」
そう言って家のなかに入っていった。

ちょっと主人、迎にいってきます

それから数時間して再び奥さんが出てきて
「なんか、買い物をしたら重くて歩けないって、ちょっと行ってきます。お願いします」
そう言って、小走りに走っていった。

レコード買ったら重くて、そりゃそうだよ、パッと見て10枚はあるもの

暫くすると、二人が揃って。
奥さんの手には、ちょっと重そうなビニールの袋が。
奥さん、それを見せながら、
「古いレコードがあったので買ったんですって。この人、レコードを聴いていたららご機嫌なの」と。
それからしばらくたってから、再びご主人が出てきて、
「僕はねぇ、若い頃レコード会社にいたことがあってね、昔の歌が大好きなんですよ」
そう言って話かけて来たので、
「僕も古い歌好きですよ」
そういうと、
「例えば」というので、
「フランク永井に今はまってます」
「いいねぇ、あるからかけてあげるよ」
「昔の歌はねぇ、耳で聴かせたたの。今の歌は目で見せるの。やっぱり歌は目を瞑って聴くのがいいよねぇ」と、ご主人
家に入って、レコードのボリュームをあげて、聞こえるように…
僕はそれを聴きながら、口ずさんでいたのだが、天気がいいし、嬉しかった。

挨拶程度の軽い話が、なんとなんとなんと…という話に

断片的にそういう会話をいろいろ話しているうちに、このご主人、
とんでもない人(大物)というのがわかり、
「ヘー、アー、そうなの」とやっていたら、
「あなたと話していたら本当に楽しい。久しぶりに楽しく弾んで話ができた」と、
喜んでくれ、仕事が終わって帰ろうとすると
「あの、失礼だけど、これ貰ってくれる」
そう言って靴を3足。
もちろん新品である。
「ぱっと見た目同じサイズだと思うので、ハハ、終活ですよ」
そういって、くれたのだった。
とっても素晴らしいファッション靴で、ジーンズにも、なんでもいけるとってもいい靴。
心がジーンと熱くなった。
「袖すりあうも他生の縁」という言葉があるが、本当に嬉しかった。
やっぱり昭和はいいねぇ…
○○さん、忘れ得ぬ人として、記憶装置にインプットさせていただいた。

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名前:クボッチ

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