コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 花ものがたり 雑記

西施(古代中国の四大美女の一人)をイメージして撮ったんだけど…

投稿日:

想像の元は、芭蕉の
象潟や雨に西施がねぶの花

西施は中国四大美女のひとり。
持病のため眉をひそめることが度々あったらしい。
ところが、その表情が美しさをより引き立てたことから、影のある美女と言われていて、多くの女性がそれをまねたことから、「顰(ひそみ)に倣」という故事成語もうまれたという記述があった。
ねぶの花とは、合歓のこと。
合歓には赤もあるが、やっぱりこの場合は白だよね。
昨日、公園に行ったら、白い合歓が見事に咲いていたので、
「OH 西施…」
そう思って撮ってみたのだけれど、どうだろうか…

ところでネムはなぜ合歓?

「合歓の木ですが、名前の由来は夜になると眠る木ということからネムの木なのだそうですが、この「合歓」という漢字があてられた経緯を知りたいのです。「眠の木」もそれなりにいい名前だと思うのですが、わざわざこの「合歓」をあてた理由があるはずだと思います」
やっぱり調べている人がいるんだね。

「合歓」が用いられた、その理由は

葉がピッタリとくっつき、男女が共寝する姿に似ているかららしい。
不機嫌になった夫にネムの花を酒に入れて飲ませると、機嫌が良くなるという中国の伝説があって、家族が仲良くなる、喜びを共にするという意味で「合歓」が用いられたという説明があった。

いいね、合歓 男はつい、ニヤリとしちゃうよね(笑い)
こうして書くと、この花にまつわるエピソード、忘れないよね、
書くということは、そういう意味では、とても勉強になるし、いい記憶術だと思う。
だって、読んだだけじゃ、すぐ忘れちゃうもの(笑い)

「象潟や雨に西施がねぶの花」
合歓をみる度に思いだすだろうな、この句、そして西施という女性…
いいね、今日も楽し、明日も楽し…

 
 

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 花ものがたり, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

冬の夕暮れの光線がつくり出した風景

目次冬は、光線が美しい光と一口に言うが、いろんな種類の光があるのだ風景も瞬間を狙うと、本当に忙しい撮影なのだ沙漠の太陽はなかなか沈まない 冬は、光線が美しい 夕方の午後3時頃かな、 ちょっと低い位置か …

等々力渓谷で自然を満喫

目次ウッソー ここは大都会東京のど真ん中やで…不動明王 これこれ、これを撮りに来たのだ なんとお洒落、まるで京都の嵐山辺りにいる感じ。天然の渓谷そんな場所を求めて 今日は,久保雅督です。 「撮って書い …

緋衣崑崙花を見てつい連想してしまった西遊記、玄奘三蔵インドへの旅

目次まさに法衣を着た花だねヒゴロモコンロンカ 漢字で書くと緋衣崑崙花。崑崙山脈は中国西部にある山脈で、西遊記の舞台蘭州の肉ラーメンが、日本のラーメン(志那そばの原型)?花の名前から連想するのは、やっぱ …

オンシジューム 蘭なんだけど、この花、いろんな物語を見せてくれるの

目次物語りを見せてくれる花銭湯で楽しむ無重力(空中浮遊)ジェットバス、あれは楽しいね「結って(言って)楽しむ女の髪結い」 物語りを見せてくれる花 オンシジューム、 君を見ていると、いいね、いつも楽しい …

トラフアナナス パイナップル科の植物らしいが、この写真に僕は鑑真 海を渡るというタイトルをつけることにした

写真はトラファアナナスの花(?)
だが、この写真が何を撮ったものであろうと、「僕にはそう見える」、あるいは「そう感じる」ということでタイトルは着ければいいと思っているから、
「鑑真海を渡る」というタイトルにしたの。

そんな風には見えない?
僕にはそのように見えるの。
遣唐使の時代、小さな船に乗って海を渡るのには、覚悟がいった。
雨、風、海の荒れ…まさに、魔物と戦う大航海。
しかしその大航海は人の裏切りなどもあって、苦難につぐ苦難の連続で、鑑真の船も何度も難破して、計画してから日本に来るまでに10年の歳月を用しているのである。

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます