コラム 写真エッセイ 雑記

マレーバク 獏と、漢字を使いたくなるが、バクと獏は違うんだ

投稿日:

目次

マレーバク 絶滅危惧種らしい。

獏と聞くと、
つい「夢を食べる動物」と思うが、調べて見ると面白いね、獏は確かにそうなのだが、その「獏」は、中国でできた空想の動物のこと。

草は食べるが夢は食べない獏に似た動物は「バク」なのである。

「獏」の姿は、
鼻は像で目はサイ、尾っぽは牛、足はトラと、空想の動物に相応しく、いろんな動物の寄せ集め、
誰が空想したのかは分からないが、確かにそんな感じだよね…
そして、草を食るバクも、確かに、「獏」に似ている。

なんだか、ややこしい話だが、そうなのだそうな。
調べていて、ハハと、つい笑ってしまった。
獏は、平安時代には日本人も知っていて、その頃から、「夢を食べる動物」と、言われていたらしい。

僕もまさに獏だった

「あなたはまるで獏ね…」
「なんで」
「夢ばかり語っている」
しかし現実は厳しくて…
だって、
「あなたが会社を辞めるなら、私も辞める」
その瞬間から二人とも無職だもの。
そうして、フリーランサーのカメラマンになったものの、僕がカメラマンなんて誰も知らないのだから仕事なんか来るはずもないよね。
だから、アルバイトをしながらのカメラマンだったのだけれど、
お金がしょっちゅう足りなくてね。

お金のない生活いやだったね

そういう思いがあったから、だんだんとビジネスに染まってくるのだけれど、
「私は写真家の久保と結婚したのであって、ビジネスマンの久保にはなんの魅力もない」と言われてしまうのである。
尤もその頃は僕も横柄で
「君と僕とでは住む世界が変わったんだよ」
そんなわけで、家にだんだん帰らなくなってね。
そりゃ、居心地がいいところにいたいもの(笑い)

なんだか今日は恥をさらしてしまった

しかし、この歳になってもまだ、
「こんなことできたらいいね、と夢を見ている」のだから、本当にどうしよもない男だと思う。
だけど、年金代わりに週に何日か働いて、写真を撮ったりブログを書いたりして楽しんでいる今こそ、僕の求めていた生活(暮らし)に近いものと思っているのである。
そういう意味では、まさに僕は「世捨て人」
「自遊人」なのである。

 

-コラム, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

グッドデザイン賞をあげたい、そんな感じ、ハナナスというパイナップル科の植物らしい

目次 三つ編みの作品を見ているみたい。 作品としたのは、 実をいうと、紐は「編む」というのがいいのか、「組む」というのがいいのか、言葉の使い方がわからなかったから(笑い) そうそう、手書きで原稿書いて …

クロサンドラ つい日本語に置き換えて 黒なのになんで朱なんてとバカなことを考えてしまう私

目次 クロサンドラ 洋花なのに、つい日本語に置き換えて、「黒なのになぜ朱い」と考えてしまうバカな私。 ブログを書く時には、自分のことは「僕」 (その方がちょっと上品になると思っているから…笑い) なの …

なにかある。この絵の中に何か感じるんだけれど、それがなんなのかよくわからない

目次 何かを感じる、サムシンエルス。この言葉が好きなのである 花の名前、分からない。 通常は、名前の分からない花は撮らないようにしているのだが、 この花を見た瞬間、何かを感じたんだね。 名前、分からな …

展示会 素晴らしき仲間たち

目次   アートな秋 10月22日、友達と仲間3人のコラボレーションを見に行ってきた 「NO ART NO JOY」展が 青山の「DAZZLE」というギャラリーで始まった、 盛り上がったオー …

マンテビラ 美しいよね、ここから連想されるのは清楚で素敵な女性の姿

目次   美しいというのは、ただ姿、形がいいということではない 色、形、花の持つ全体の雰囲気から、清楚、優しさ、内面に隠された芯の強さ、包まれた気高さ…そういうものを感じる。 今の時代、こう …