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どう、これ… なに、撮れって誘てんの…

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なに、それって、誘ってんの

「サーお撮り」
「随分慣れてるねぇ」
「アッ そうなんだ、モデルなんだ」
「いいよそのポーズ」
「オーそれそれ、もうちょっと横向いて うんいいよ ソレソレ、よっしゃいただき…」
心と心で、そんな会話をしながら撮った写真。

多分、鵜だと思う。井之頭公園には、何匹か住み着いているらしい。

鵜は魚捕りの名人。
しょちゅう、水の中に潜っているから、時折、こうして羽を広げて乾かさなければだめなのだと思う。
そのタイミングで遭遇したんだと思うけど、どう見たって、これ、
「サーお撮り」と、促しているように見えるよねぇ…
曇天だけど、背後が明るくて、シルエットになったのが、かえって面白くしてくれた。そのように思っているのである。

撮影って、本当に楽しいね、いろんな出会い、いろんな発見…

カメラを持って歩いていると、不思議と、疲れを感じないのである。
かつて、赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊、林丈二、松田哲夫、杉浦日向子、荒又宏らによって出版された「路上観察学入門」という本(筑摩書房)の記者発表に合わせてつくられた「路上観察学会」(実際には学会的な活動形態をとっていたわけではない)というのがあって、面白いなと思って買ったのだが、そういうことを意識すると、日常が本当に楽しくなってくるのだ。
思うに、FB INNSUTAGURAMUというのは、その延長線上にあるのではないかという気がする。
今はスマホで、いつでもどこでも写真が撮れる、しかもそれぞれが発表媒体を持っている…
「私、こんなものに遭遇しちゃった」
楽しいよね…

撮ったら、だれかに見てもらいたよね…

「ネェネェ、見て見て、私こんなの撮ったの…」
楽しいよね。
こういう文化の中で暮らせる、本当に素晴らしい文化だと思う。
僕の場合は、今までやってきたことが、こういう形で楽しめるという社会ができあがったことに、この上なく喜びを感じているのである。
人生の終盤にきて、こういう遊びができるなんて、思ってもみなかったもの。

 

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