discover essei photo

月の写真撮るの、本当に難しい。だって、月だけポンととっても、面白くもなんともないもの

投稿日:

目次

一時期、月の写真を撮り続けたことがある。

スマホはまだできてなくて、ガラケイの携帯電話が普及しだした頃。
今でこそ、インスタグラムなどに月や雲や空の写真が沢山出ているが、その頃は、今みたいに簡単に写真が撮れないから、月など見る人はあまりいなかった。
だから、

「あなたが、最後に月を見たのはいつですか」

そんなタイトルで、
月の出、月の入りの時間を調べ、それより早めに現場に行って、ポジションを探して、いろんなところを撮っていたのだ。

月を追ってどこまでも、若かったし、元気よかったんだね(笑い)

その頃は、デジタルカメラ、優れたものではなかったから、重い三脚にハッセルブラッドを乗せ、車で、夜中、明け方、方々走って…
探せば、フイルムあると思うけど、大変だった。

「月」、本気で絵作りしようと思うと、上がってしまった月は魅力がなくて、月の出とか、月の入りを狙って撮りに行くの

例えば、東京都庁の展望室から、都会の風景とそこに出る満月を撮ろうと思うと、
コンピュータで月の出の時刻と方角を調べ、
それが夕方の6時であれば、5時頃行ってロケハンをしてポジションを決め、カメラをセットして待つの。
そうして待っていても、雲が出てダメになることも多いんだけどね…

そうしたら、燃えるような大きな真っ赤な月が、ユラっという感じで出てくるの。
それを見て、カメラを調整して、露出を変えながら撮っていくのだが、月の上がるスピード、すごく速いの…
アッという間に、黄色になり白くなって天高く上がって行くの…

月、赤から黄色、どんどん色を変えながら、アッと言う間に上がってしまうの、だから撮影は、とても忙しいの

そう、出始めの月は大きいが、
上がってしまうと小さくなってしまうから、
写真にすると、本当に小さいので、望遠レンズで寄せるのだが、風景写真では、月はポイントではあるが、所詮は添え物。
だから、「ここなら」という場所で撮らなければ駄目なので大変なのである。

露出はASA100のフイルムで、1、2、4、8(秒)位で撮っていたように記憶している。

月は、月自体が発光体なので、どれでもキレイに写るが、問題は、風景がどう出る(写るか)だものね…
そうだなぁ、こういうフイルムも、スキャンしてデータにしておかなければね…
アップした写真、多分これ、僕の部屋のベランダから撮ったものだと思うが、月が黄色ということは、月が出てから数分の写真だと思う。
どうしてデータになっているのか、記憶にないが、多分、ハッセルブラッドで撮ったもの(画面がスクエアだから」
たぶん、人の生活と月というのを意識して撮ったのだと思うが、データボックスからヒョイと出てきたので(笑い)
写真を見ていたら、
「月がとても青いから、遠回りして帰ろう…」
子供の頃に覚えたそんな歌を、いつの間にか口ずさんでいた…

-discover, essei, photo

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

望遠レンズを愉しむ 屏風絵のごとく彩なす櫻かな 満開の桜があまりにも美しくて

しかし
これは(写真)は
現実の世界であって現実の世界ではないの
だから、
この場面を見ているのは僕だけなの
なぜならそれは、
カメラという道具を操作して
僕がイメージして作りあげた世界だから…
それが面白いんだよねぇ…
(写真の面白いところ)
この宇宙
僕はこう見た…
そこに出来上がっているのは
現実であって、
しかし
その風景は僕だけにしか見えてない
いうならば
非日常的なアナザーワールドなのである。

写真を愉しむ 高尾山からまるで水墨富士の山

1時間も寝すぎてしまった。
これでは何もできない
とりあえず写真だけアップして、繋ぎという作戦で…
時間ができたら後で書こうと…
そう思ってコンピュータのスイッチを入れたら、
こういう日に限ってなかなか動いてくれないの…
やっぱり暇人でも動作容量拘るべきだったと反省…

スマホカメラを愉しむ 切ないね 黄昏頃の冬景色 黄昏の独特の光りの彩が出したかったんだけど… 

頭の中にある」企画
「遊びせんとや」(写真と575で)
「現代の中で生きている宗教用語」
(例えば挨拶などを写真+エッセイで)
「写真で作る絵本」(ブッシュの森の仲間たち)
「枯葉のシリーズ」
「ミュージカル」(花の写真で)
やりたいことはいっぱいあるのだけれど
なかなか整理ができなくて…(笑い)
でもね、
こんなことを考えているのが楽しいの…
夢 希望…
幾つになっても本当に楽しい…

今日はあんずの写真 風流だね でも美味しそう よしジャムを作ろう

あんず(杏)これでジャムつくってみたいね
今の時期は同時に梅の時期で、
僕は時々それでジャムをつくり、
ヨーグルトに入れて(混ぜて)食べるのだけど、
杏のジャムも美味しそう、
手に入ったらやってみようかな、
だって香りがいいもの…
写真
料理
エッセイ
遊びとしてこれ最高だね…

スマホカメラを愉しむ 今はなき 人家の跡に ネコジャラシ

「私は旅人…どこから来て 何処へ行くのか…」
時にフッと感じることがあるのである
年の瀬
フっとそんな思いが頭をよぎった瞬間だった
いいね 
風景をみていろんなことを想像し
いろんなことを考えるの
後になって整理しようと思ってもとり止めもないものなんだけど
それでもこうしてメモしておけば
そこからまた創造が膨らむから…
この遊び
僕は好きなのである…(笑い)