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玉川上水 西武線東大和市駅から渓谷の方へ 東京にもこんな渓谷が 凄い

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目次

ここは玉川上水の渓谷

太宰が入水したのは三鷹市の方を流れる玉川上水 

今は「玉鹿石(太宰治入水の地)」

(東京都三鷹市下連雀3丁目6−54)

というモニュメントが置かれており

川を見ることはできないみたいだが、

川は

アップした

玉川上水の写真と繋がっている川なのである。玉川上水と言えば太宰治が連想されるんだけれど、
しかし、
この渓谷を見るまでは
「なんで玉川上水で入水…」
僕が知っている三鷹付近の玉川上水の風景では納得できなかったのである。

でも、渓谷を見ると
やっぱり凄い…
霊気さえただよっているように思える
そんな雰囲気だもの…(笑い)

玉川上水

承応2年(1653)
江戸の町や武蔵野台地の村々への飲料水や生活用水を供給するためにつくられた上水道である。
そうなんだ、
江戸の町には飲料水となる水はなかったんだ…
で考えたのが
多摩川の水を江戸に引き入れるという計画。
羽村取水口から四谷大木戸までの素掘り
による水路がたった8か月で完成したらしい…

全長約43キロメートル、

標高差はわずか約92メートルの緩勾配(緩い傾斜)。
羽村からいくつかの段丘を這い上がるようにして
武蔵野台地の稜(りょう )
線(尾根:谷に挟まれた山頂など高い部分の連なり)
に至り、
そこから尾根筋を巧みに引き回して四谷大木戸まで到達する、
自然流下方式による導水路とか
この工事を請け負ったのが玉川兄弟である

歴史を知れば見方もまた変わってくる

こんなことを知って
新宿御苑の旧甲州街道に沿って流れる疎水のような玉川上水(復旧されたもの)を見ると、
夢が広がる…
そして
キラキラ光る川面や
風に流れる木ノ葉などを見ていると、
心は
時空を超えて
いろんな創造が沸き起こってくる

道具も何もない時代にだよ…

僕が写真を撮ったのは、
東京都薬用植物園のある西武線東大和市駅から入って行ったと記憶しているのだが定かではない
すれ違う人がほとんいないほとんど捨てられた道(整備はされているが)
そういった方が相応しいような泥道をドンドン歩いていくと、
いつの間にか 
粗削りの土塀みたいな岸が両側に立ちはだかって、
その間を川が流れている
そんな風景が現れて
まるでボルネオの密林(ムル辺り)を歩いているようなそん雰囲気になってくるの。
それを見ていたら
あまりの静けさからちょっと恐怖心にさいなまれたりしてね…
東京にこんなところがあるんだと…

それでもいい風景に出会えばやっぱり写真を撮る

アップした写真の風景に出会って
写真を撮っていたら
何か
人の視線を感じて目をやると
僕らと同じ位の初老の男性がカメラを持って…
こちらを見ている

目で会釈すると
「大分写真やってますね…」
唐突に
意味がよく分らなかったので
「エッ」というと、
「迷うことなく縦位置に構え、スパンと…
そうなんです。
ここは縦位置でなければ絵にならないの
でもほとんどの人が横位置で撮っていくの
だからつい…」

「ありがとうございます、
写真が好きで、
健康を兼ねてこうして撮っているんですよ」
そういうと、いや結構、
いい趣味ですと
一体なんだろうと思ったが、
やっぱり誰かと話したいのかねぇ…
かって
「川に沿って練馬区を歩く」
というルポを6ページのカラーでやったことがある。
(練馬区の昭和30年40年代)

この時の川は千川で
「千川通りはその名の通り“千川”という川に沿ってできた道路である
千川は玉川上水の水を江戸に運ぶための用水路としてつくられた。
その取水口は青梅街道田無「境橋バス停」付近に復元されていて往時の雰囲気を彷彿させている」
と書いている写真を載せているということは撮りにいったんだね…
余談ながら…
川は本当に面白い
川を知れば歴史観も変わってくるしね…
それにしても断片の情報も問とってておくと貴重な資料だね…(笑い)
改めていい勉強をさせてもらった…
これじゃやっぱり物はすてられないね…(笑い)

 

 

 

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