写真をみていると、いろんなことが思い出される
レール
約束された道…
どこまでも真っすぐな道…
なぜ僕は
降りてしまっらんだろう…
もしかしたらそれを
ドロップアウトというのかな…
本能と直感だけが頼りだった
地図もコンパスもない
本能と直感で歩いて来た旅の記録を辿ると
あっちだ…
こっちだ…
とまるで迷路
キャンパスに描かれたその軌跡は
わけのわからん抽象画…
でも楽しかったなぁ…
面白かったなぁ…
「群れから離れ
一人で荒野を彷徨う
精悍な狼の姿に憧れて自由人になった…」
なんてねぇ…
ハハハ…
若かったんだねぇ…
あれから約50年…
いろいろあったねぇ…
でも、
行きついた処は…
警備員…
僕は警備員をやるために東京に出てきたのではない…
そんなことを思いながら
仕事の帰りに
この情景(線路のある風景)に出会ってつい…
でも今はそれを生き甲斐として…
わからないもんだねぇ人生は…
躓き
まろびつ…
ほつれ…
ほぐれ…
繋ぎ合わされたその跡は、
まるで刺子のようにいろんな線や色彩で満たされた
アート…
ハハハ…
しかししかし
まだ完成したわけではない…
さらに楽しくだね…
よし、
最後は
明るい色で目立たせよう…
なんだ
これは…
わけが分からん…
ハハハ…
だって指がかってに動いた綴ったものだもの…