春爛漫これしか言葉がない。
こう言う言葉を創った人って凄いね。
子供の頃、大人たちが宴会でよく歌っていた、
春爛漫(らんまん)の花の色
紫匂う雲間(くもま)より…
という、うる覚えの歌が、つい口から溢れる。
いいね、春
ポカポカ暖かくて、
気持ちがいい春
思いっ切り空気を吸い込めば、スーッ と 身体が浮き上がりそう…
僕は春生まれだから、身体が特別感じるのかも知れない。
昨日、仕事帰りの夕方、新宿駅で電車を降りたところに電話がかかってきた。
見ると、昨年、仕事先を紹介した、元出版社の社長の息子
「どうしたと聞くと」
「今、グリーントマトに来たんですけど、時間があったら来ませんか」と。
ここのマスターは、僕が25歳の頃からの知り合い。
そのマスターの前からの電話なのだから、行かない分けにはいかないよね…
お腹も空いてたし、何か作ってもらえば、そう思って顔を覗けると、コロナの影響で、他に客はなし。
とりあえず
「お互い、落ちる処まで落ちたな」
そう言って、ビールで乾杯。
飲むとやっぱり歌だよね
マスターの奥さんが作ってくてた料理を食べながらひとしきり喋ると、やっぱり歌。
エッ 上手い…
聞いているうちに、俺もとなって、
最近、覚えようとしていると言っても古い曲なんだけど、演歌ではない歌に挑戦。
全然だめだ。
よし、こうなったら、行くしかないな…
「マスター ウイスキーをロックで」
それをグイといくと、いい気分になって、歌い慣れた裕次郎を数曲
「やっぱり歌は、少し酔って、慣れた歌がいいよね」
そう言いながら、さらに数曲。
大きな声で思いっ切り歌うと、やっぱり気持ちがいい。
マスターの奥さん、
僕のブログを読んでくれていて、写真や文章を褒めてくてるから、益々もって、調子に乗ってしまうのである。
こういうお店があると、本当にくつろげる。
「いつまでもやってよね」
そういうと
「どうやって終わらせるかを、毎日考えながらやってるんだよ。始めるのは簡単だけど、終わらせるのは難しいね」と。
「そうだよね」
と、言うしかなかった。
馴染みの店がだんだんと少なくなっているのは、やっぱり寂しい