ゴージャスだけが美しいわけではない
シンプルだけど、なんとも色っぽい花だなぁ…
色、形、花の持つ雰囲気、
男心を惹きつける何か、そう、サムシングがある。
こういう女性に出会ったら、僕はもういちころだな…
幸いなことに、こういう雰囲気の女性にはまだ会ったことがない。
尤も男女の仲というのは、こちらが一方的に惚れても…ねの世界だから…
でも、心で思うのは勝手だものね。
ちょっとお洒落な大人の本がある。
手元に、池田満寿夫のエッセイ集「女の原色図鑑」という本がある。
「女」偏の字を集め、その文字について、成り立ちや、自分の持つイメージなどを書いているのだが、とても面白い。
合間合間に入れてある挿絵を見ているだけでも楽しいのだが、その前にやっぱり“うまい”(本づくりに対して)と、関心させられる。
こういうのをなんていうのかな、
一口で言えば、あか抜けているというんだろうね。
こういう本がつくれたらいいなと、つい思ってしまう。
女とは
その中に女について、書いたものがある。
「一時『くノ一』というのが流行った。山田風太郎の『くノ一忍法』がその走りだったかもしれない」
「こういう流行語に弱い私は『くノ一』が女の意味だとしるのに、いささか時間がかかった。女を書く筆順がくノ一である。それで女か、と分かって、今度は妙に感心したものだった」
ちなみに、女という字を漢和辞典で調べると、
「両手を胸の前に組み合わせて、しなをつくってひざまずいている女性の姿を書いた字」なのだそうな。
読んでいると、ああなる程とつい思ってしまうのである。
一つの文章が、大体、ひと見開き半。
余白の部分にお洒落な、色っぽくてセンスの良い挿絵が…
休日の日の僕のコーヒーブレイク
たまに、コーヒーを飲みながら、ハッカの精油を浸み込ませたティッシュを入れたパイプをくわえ、この本をパラパラとめくり、気に入ったところを読むというのが、休日の日の僕のひと時なのである。
そう、せめて恰好だけでも、優雅にしたいから…