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ザクロ おとめ妖怪ざくろでは、ざくろは可愛い女の子の名前、果物とは関係なさそう
この果物、何か気になるよね。
こちらが気にして見るからか、最近ザクロの木が随分目立つようになってきたように思う。
しかし、ザクロの木、小さくはない。
沢山の実をつけ、まるでクリスマスツリーのように見える木はいずれも大木だから、ここまで成長するまでには、かなりの時間が経っているはず。ということは、僕の心が、その存在を意識するようになったから目につくよになったのか…そう解釈する方が理屈にあってくる
ザクロ 日本名では柘榴、石榴
甘酸っぱい味わいが特徴のザクロは別名「女性の果実」美容や健康にいいしい。
理由は、エストロゲンというのが豊富にあって、ダイエットにも効果的という記述が…
ギリシア神話にも、ザクロが登場する。
冥界を治める神・ハデスは、ゼウスとデメテルの娘であるペルセポネを、強引に冥界へと連れ去ってしまった。
目的は、妻にするため。
母親のデメテルは娘を探し、太陽神のヘリオスから娘の居場所を聞き出す。
しかし、ハデスとペルセポネの結婚は、神々の王たるゼウスが支持していたからどうにもならない。
母、デメテル(豊穣の神)は略奪が公認のものであったことに激怒し、自らの仕事を放棄する。
なんとなんとなんと、四季はそれでできたのか
デメテルのストライキによって、地上は作物が育たず、大凶作に。
これにはゼウスや他の神様たちも困ってしまい、ペルセポネを地上へ返すことになった。
ところがペルセポネは、冥府でものを食べていたため、完全には地上に戻ることができなくなっていた。
この食べ物(ペルセポネが冥府で食べたとされる果物)がザクロだったのだと。
結果、ザクロを数粒食べた、ペルセポネは一年のうち三分の二を地上で、残りを冥府で過ごすことになった。
デメテルは娘がいる間は喜びに溢れていますが、彼女が冥府に帰ると悲しみ、地上に恵みをもたらすことをやめてしまいます。
こうして地上に四季が生まれたと言われています。
ヘー、神話って面白いね
ザクロの花言葉は 円熟した優雅さ
神話から考えると、意味が不可解だが、それ程、いい女だったといことか?(笑い)
鉢植の 柘榴少き 実を持ちぬ 寺田寅彦
柘榴が口あけた たはけた恋だ 尾崎放哉
昨日今日晴れて石榴の重さ増す 菖蒲あや
石榴の実 噛めば思ひ出 遥かなり 高浜年尾
こんな俳句が目についた。
甘く酸っぱいザクロの味、なぜか鮮明にお覚えている
川端康成も「ざくろ」という小説を書いている。
ザクロ もう長いこと食べてないが、甘酸っぱい、その味は覚えている、なんとなく切ない感じのする味だった。そんな気がする。
ザクロにはビタミンCが豊富に含まれていて健康に美容にいいらしい。
ビタミンC 体外から侵入してきた細菌やウイルスなどを撃退する役割を担っているのだそう。
また、ビタミンCは白血球の働きを高め、ビタミンC自体も細菌やウイルスに対抗する力を持っているため、ビタミンCを積極的に摂取することで免疫力が高まり、風邪などの感染症を予防したり、病気の回復を早める効果があるのだとか。
秋はやっぱり果物、果物好きには、最高の季節だね…