合わせ柿 これとっても美味しいの
編プロ プランニング会社をやっている頃
仕事のパートナーの女性のお母さんが毎年贈ってくれていた
西条柿の合わせ柿
この柿は東京では見かけないけれど、
中国地方では有名で人気の柿なの
合わせ柿とはアルコールで渋を抜く手法を用いた柿のこと
本来は渋柿なんだけどね、
アルコールで発酵させて渋を抜いているの
その手法を合わせというのだけれど、
最初は大きくて綺麗な黄色でカチっとしているの
それが2,3日経つと
少しオレンジになり
全体が柔らかくなってきて
さらに日にちが経つととさらに発酵が進んで
さらに赤くなり
さらに甘味がまして、
最後は果物というより、
天然の羊羹…
これが美味しくてね…
7色の味を楽しむ
で、僕は「7色の味が楽しめる柿」と言っているんだけれど
年々 扱う業者が減って、
しばらく食べてなかったのだが
今年はそれが手に入って
これが(写真)が最後かな…
水で洗ってポンポンと包丁で切って
皮のまんま口の中に放うり込むのだけれど
甘くてネットリしか果汁が口の中に広がって
「嗚呼」と思わず感嘆のため息が…(笑い)
本当に久し振り
とってもとってもとっても美味しかった
西条柿
家にも(岡山の母の実家)にも
門を入ったところに大きな柿の木があって
子供の頃は
長い竹竿の先端を割り、
そこに落ちか小杖を挟んで口を広げて
狙いを定めて真っ赤に熟した柿の実のついた枝を挟んで
クイっと廻して採るのだけれど、
竿をたくっている途中でポトンと落ちて2割か3割くらいしか
まともには採れないだけどね…
その頃の情景が思い出されてつい目頭が熱くなってしまった
昔の青春映画見ては涙し、
「癒しの朗読屋アリアさん」の
「山本周五郎」を聴いては涙し、
思い出を辿ってはまた涙して…
本当によく涙が出るようになったこの頃(笑い)
いったいこれは
どういうことなんだろうね…
悲しくもないのに涙する…
可笑しいね…
今日も愉し
明日も愉し