基礎知識 撮影テクニック

写真をうまく見せる簡単な5つのポイント

投稿日:2019年3月29日 更新日:

今日は、久保雅督です。
「写真はコツでうまくなる」
に来ていただいて ありがとうございます。

今日のお話しは、
写真をうまく見せるポイントについての説明です。

それでは始めます。

写真というと、
なぜだか知らないけれど、

カメラのメカニズムであったり、レンズの説明であったり、構図の決め方とか、難しい説明ばかりが目立ちます。

知らないよりは知っていた方がいいです。

が、カメラを買って

「サァ これから写真を撮るぞ」

という人に、難しい理屈を説明しても、分かりませんよね。

正直言って、

私は職業カメラマンとして撮ることには拘ります。が、

メカニズムや理屈には強くないのです。

「私は写真家であって、機械屋じゃないもの」

というのが私の理屈(屁理屈)です。

だから、

仲間が集まって、カメラのことをあれこれ論じていても、よく分からないから、興味が持てないのです。

それでも、

何不自由なく、写真を撮っているのですから、問題はありません。

特にこのブログで対象としているのは、

「高齢の初心者」の人たちです。

散歩の友としてカメラを買った。

道端に咲いている花が可愛くて、それを撮るためにカメラを買った。

犬の写真が撮りたいからカメラを買った。

猫の写真が撮りたいからカメラを買った。

そういう人たちで、

カメラを向けてキレイに撮れれば、

理屈などどうでもいい人たちなのです。

だから、理屈は極力排除して、

とりあえず、これさえやればというのを伝えようというのが、このブログの目的なのです。

デジタルカメラは、理屈など、知らなくても、シャッターを押せば、カメラが写してくれる

実際、デジタルカメラは、理屈など、何も知らなくても、

シャッターを押せば、カメラがちゃんと写してくれます。

空前の写真ブームが起きているのも、

誰もが簡単に写真が写せるようになったからなのです。

だから、

カメラやレンズについての知識よりも、

「どういう写真がいい写真なのか」

そういう、感性(眼)を養う方が重要、

そう思って始めたのが、このブログなのです。

ということで、

「初心者の人でも、ここに気をつければ、うまいと思われる写真になる5つのポイント」を紹介します。

写真をうまく見せる5つのポイント

1. 水平垂直きっちりと出す。

水平垂直とは、

分かりやすい写真で言えば、建物が写った写真です。

プロの写した写真というのは、

建物が斜めに傾いているような写真は一枚もありません。

反対に一般の人の写真は、

建物が真っ直ぐに立った写真が少なくて、

ほぼすべての写真が右に傾いたり左に傾いたりしています。

カメラを撮りたい建物に対して、

真っ直ぐに構えるのは、簡単なようで、難しいのです。

被写体(写したいもの)に対して、水平、垂直が出るようにカメラを構えるのは、写真の基本中の基本です。

これができるようになるだけで、

写真に安定感が出て、キッチリとした写真になります。

もっと言えば、これができただけで、

「うまい」

と言われます。

 

2. 手ブレを防ごう。

写真が鮮明さを欠く原因のひとつに

「手ブレ」があります。

デジタルカメラには、

手ブレ防止の装置がついているのですが、

手持ち撮影(三脚を使わないで撮影)の場合

Pモード(プログラムオート)でも、シャッタースピードが幾つなのかを確認し、

スローシャッター(30/1以下)はさけましょう。

撮影環境が暗い場合は、ISO(感度)を上げて撮ることができるのが、デジタルカメラの魅力のひとつなので、

ISO400、ISO800

にすれば、シャッタースピードを上げることができます。

ここは理屈で説明すると、難しいので、

暗くなったらISO(感度)を上げて、シャッタースピードを30/1以上にして撮ると覚えて下さい

 

3. 主題(何を撮りたい)をはっきりさせる

一般の人、特に初心者の人の写真は、

一つの画面の中に2つも三3つも主題となるものがあって、

何が撮りたかったのかが分からなくしているのです。

例えば、子供が撮りたいのであれば、

グッと近づいて、

子供の表情を撮れば、余分なものが写らないから良い写真に見えるのです。

なのに、

周りの環境も一緒に写してしまうから、画面がゴチャゴチャになってしまうのです。

良い写真といわれるものにするためには、

余分なものは写さないようにすることを意識しましょう

シンプル イズ ベスト

画面は極力単純にする。です。

4. ピントは写真の命です

写真は慌てなくて良いので、

撮りたい物の、

見せたいところ

例えば人物ならば目

花なら

花芯にピントを合わせてシャッターは

ゆっくり、スーット、押すようにします。

力を入れて勢いよく押すと、

勢いでカメラが動きブレてしまうのです。

初心者の写真には、実はこれが多いのです。

5. 色、明るさ

デジタル写真は、

実際にはコンピュータで(タブレットなどには、簡単な編集ソフトのアプリがあります)色、明るさ、コントラストは調整することになるのです。が

写真を始めたばかりの人に、それは無理なので

カメラをセットする時に、

チョット明るめに写るようにセットして撮る

ことをお奨めします。

最近の傾向として、暗い写真よりも明るい写真を好む傾向があるからです

この5つのポイントに気をつけるだけで

あなたの写真は

「うまい」

と、言われるレベルになっているはずです。

以上が

「うまい」

と言わせる5つのポイントです。

いかがでしたか。

最後に今日のポイントをまとめておきます。

今日のポイント

  • カメラのメカニックやレンズに対する知識を学ぶよりも、良い写真とはどういう写真なのかを身につけるべき。
  • 良い写真と言われる条件は、主題(テーマ)がハッキリしていて(何を撮ったのかがキッチリ分かる)単純な写真です。
  • うまいと言わせる条件は、水平垂直がキッチリ出いる
  • ピントがシャープ
  • コントラスト(明暗)のバランスがよい
  • ブレがなくて色バランスの良い写真です。

そういう写真を意識して撮るようにしましょう

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-基礎知識, 撮影テクニック

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

写真を撮る時には思い込みが大切、言葉を変えれば、作家はいかに見るかということ

目次写真はラ・フランス果物を撮って遊んで見たかつての偉大な写真家が作品を通して教えてくれたことおれはこう見た、そういう思い込み、これが大切なんだフェイスブックは、眠っているデータを形にするのに丁度いい …

紅葉、どういう写真を撮るかによっても変わってくるけれど、やっぱり神代植物公園かな

やっぱり光線を意識しなければね
紅葉の場合は、午後3時から日没までの数時間と、逆光で撮ることが多い。
なぜなら、秋、冬の午後の日差しは赤みをおびてくるから、紅葉の色をより強調して鮮やかにしてくれるから…
そして逆光で撮るのも同じで、葉っぱの色を鮮やかにして、いい雰囲気にしてくれるから。
写真をやってる人はおそらく皆そうだと思うけれえど、ベタ光線、順光(カメラの方から写すもの全体にあてた光)では、ほぼ撮らない。
なぜなら、仕上がりが平凡になることを知っているから。

冬の夕暮れの光線がつくり出した風景

目次冬は、光線が美しい光と一口に言うが、いろんな種類の光があるのだ風景も瞬間を狙うと、本当に忙しい撮影なのだ沙漠の太陽はなかなか沈まない 冬は、光線が美しい 夕方の午後3時頃かな、 ちょっと低い位置か …

ガラスについた水滴がつくり出す幻想の世界

目次外は雨、ガラスについた水滴が…なんとなく幻想的雨、霧、雪、夜、逆光…一般的に悪条件と言われるものが、作品作りには好条件になるああ、詩心があったらなぁ 外は雨、ガラスについた水滴が…なんとなく幻想的 …

顔写真に始まり顔写真に終わる。そんなことをいった時代もありました

目次フリマ主催者から、写真家として参加しませんかという誘いが写真は顔写真に始まり顔写真に終わると言われていたコラムちょっといい話し顔写真は被写体(写す人)との真剣勝負いい顔とは顔は履歴書今日のお話しの …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます