飯テロ、まさにまさにまさに
これ、本当に美味しいの。夜中にお腹がすいた時、オニオングラタンスープもいいけどね、僕はこれ、今回はパンにしたけれど、お餅を入れてもまた美味しい
オニオングラタンスープ
今では、日常的な食べ物になったが、僕が初めて食べたのは、50年前、その頃日本には、そういう食べ物なかったの…
オニオングラタンスープを初めて食べたのは、フランスだった。
そう、初めての海外、一緒に行った映画チームのカメラマン助手が、
「フランスでは夜中、お腹がすくとオニオングラタンスープというのを食べるらしい、フランスに行ったらそれを食べようと思ってるの」
飛行機の中でしきりに話していたのを覚えている。
僕が25歳の頃、まだ成田はなく羽田が国際空港で、1ドルが360円の時代、外国に行くためには予防接種をして、イエローカードというのをもらわなければならなかった時代…
ウン、この時は、南廻りと行って、インドネシア、テヘラン、コンスタンチノープル(トルコ)に行って、そこからワゴンリーのオリエン急行に乗ってユーゴー、ユーホスラビアを通り、イタリア、スイス、フランス、そしてドーバー海峡を渡ってイギリスへというルートで行ったんだけど、一人1500ドルしか持ち出しができない時代だから、取材費をみんなで分散して持ったりして大変だったの。
よく覚えてるよ、初めての外国だったから…
オニオングラタンスープ、確かに衝撃的だった
しかし、しかししかし、「チキンラーメンのぶっこみ飯」も、僕にとっては衝撃的食べ物で、食べた瞬間に、
「これにゴルゴンゾーラを入れたらさらに美味しくなる」と直感したの。
で、やってみたらまさに、まさにで、その時、たまたま広島菜の漬物があったから、小さく刻んでトッピングしたら、これがまた抜群で、お腹をもうちょっと満たすためにお餅を入れたら、究極になって、それをブログに書いたら、友達の女性ライターがそれを見て『あれ、毎日食べてます』なんてメールが来たりして…」
よく行く喫茶店で顔なじみの人に、そんな話をしていたら
「それはまさに飯テロ」と、
しかしその言葉、僕はそれを知らなかったので
飯テロ、どういうことと聞いたら
「ダイエットしたりいている人に食欲をそそるようなことを言うこと」と、
飯テロ、初めて聞いた、
でも、誰がダイエットしているかなんて分からないものねぇ…、
でも、この言葉「飯テロ」気に入った…
うまいことつくるよねぇ…、
誰が言いだしたのか知らないけれど…
こういう言葉も、人と会わなければ永遠にだよね、
そういう意味でも、コミュニケーション、お喋りはとても大切とつくづく思った、
お喋り好きだな、
本当に楽しい、特に女性とのおしゃべりは本当に楽しい
啄木の歌に
「ふるさとの訛りなつかし停車場の 人ごみの中にそを聴きにゆく」というのがあるけれど、僕も、女性との会話を楽しむために馴染みの喫茶店に行くのである、
そう、ポケットにメモ帳を入れて…