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ドラクラ・ギガス 別名をモンキー・オーキッド 猿の顔というのだそうだが、これはどうみてもイカ

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神代植物園に行く度に、この植物が気になる。

本当は、猿の顔が出てくるのだそうだが、僕には、それがなかなか見えない。
この絵、どう見てもイカだよね、しかも空飛ぶイカ。
中に意識を持った人間?のようなものがいて、飛行をコントロールしている。僕には、そのようにしか見えないのだけど…

もしかして、これ宇宙人? 

そう思うと、なんとなく、そんな感じ。
僕はできるだけ、植物の中にある、もう一つの世界を見よう、そういう意識を持って写真を撮っているのだけれど、これは特別変わって見える。

よく見ると、どことなくヒョウキンで可愛いよね。
これには、どんな物語が相応しいだろうか。

ウーン、ちょっとすぐには思いつかないね。

「アッ、閃いた、いい」

「ここ、ちょっと飽いたし、どこかへ行ってみよう」と蘭が言うの
「どこかって、どこよ」
「そんなのわからないよ、今までずっとここにいたんだもの」
「確かに… でもその気持ち、分かるよ。遠くに行きたいだね」と僕
「なに、それ」
「知らないの、有名なんだよ そういうラジオの番組があったの」
「ヘー」
「知らない町を歩いてみたい、どこか遠くへいきたい… 毎回この歌が流れてね、この番組、まだ続いてるのかなぁ、車に乗ってた時にはよく聞いたけど、車を捨ててからもう、何年にもなるからねぇ…」

長距離で思い出すのは、東京から鳥取県の倉吉まで720キロを3か月で3往復

車がないと、行ってからどうにもならないからねぇ
長い滞在だっただけに、とても印象に残っている。

懐かしいねぇ
誰一人として知り合いの居ないところに一人で行って、古い写真を探し出し、同じアングルで新しい写真を撮影して、街の変貌ぶりを浮き彫りさせるという企画の本「倉吉・東伯今昔写真帳」(郷土出版 定価10000円)というB4サイズ148ページの豪華写真集を作ったの

倉吉は温泉の町、いたるところに温泉があって、

「今日は雪だから温泉、雨だから温泉 疲れたから温泉」と、まさに温泉三昧。
でも、一か月もすると、60人位の知り合いができて、本当に楽しかった。
「旅はいいねぇ、人との出会い、酒、食べ物、温泉、毎日通ったレストランでは、メニューに関係なく、好きなものを作ってくれた。東郷湖で白魚が捕れたといって、白魚の天ぷらつくってくれたりね…」
そんなことを思い出した。
「行きたいね、どこか遠くに…」
乗り物に乗ってさえいれば、僕は幸せなのである。

 

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では、オスは何してんの…
心配ない、メスのためにエサを運んで、ちゃんと協力してるから…
もしかしたら、僕より立派かも(笑い)
僕なんか、大事な時に居たためしがないと、随分言われたもの…
昭和の男はみんなそうだったと思うけどねぇ(僕の勝手な思い込み)
それでも、昭和も終わりの方になると、
「あいつ、カエルコールしてるぜ」
なんて、みんなで笑ってたりしたんだけどね、今は育児休暇を男がとる時代だから…ねぇ
そういう意味では、鳥の方が、夫としての役目果たしているから立派かもしれない。