クリスマスローズ
575にするために、
漢字はないかと調べたら
「初雪起こし」
茶花として人気があったらしい…
「初雪起こし」
いい名前だよねぇ…
なんでこれ使わなくなったのかねぇ…
若くしてなくなった親父の残した日記帳にあった
「サマーオレンジ 夏ミカンというよりもハイカラで爽やかで美味しく感じる」
そんなフレーズがフッと頭に浮かんできた。
大正生まれ 36歳…
若いよねぇ…
書いたのはだから20代か…
僕はこの日記帳を親父と思って何度もなんども…
結論として、
だから道を踏み外したんだけどね…(笑い)
僕が一番最初に出した本
「フォトジャーナリストへの道」(東京書店)
その後書きに
「私の心臓は情熱の炎に、希望の炎に燃えぎっている
私は━情熱を以て誠実と名付く、人は誠実が一番いいや
私は━情熱の動きのままに動いてきたり、亦、動きつつあり、
そして亦動いて行くのだ。
私は━ 人、皆、自分の心よりしたがること 何かなるを知らず
即ち情熱の動きにつきて知らざると思うなり。
私は━斯く人々を哀れに思う。
そして亦 私自身、それがために苦しむなり。
されど私は主義を変えず、主張を捨てず
斯くの如き愚論の後にほろにがき莨くゆらしつつ
ああ 亦しても私は━放浪と思い出の涙にむせぶなり」
というフレーズを記し
私はこの日記帳を親父と思い、
何度も何度も読み返し、
多くのことを学んで来たと…
そうしたら
それを見た知人が
「親父として理想の父親像を残すためには若死にがいい、
なぜなら、永遠に追いつかれないから」と。
確かに…(笑い)
例によって話が横道それてしまった。
元に戻すと
「初雪起こし」よりも「クリスマスローズ」と言った方が
ハイカラでお洒落…
でも、僕は
「初雪起こし」
好きだな
奥深い日本の文化が感じられる…
でも時代はクリスマスローズなんだよね…(笑い)