目次
今日は久保雅督です。
「撮って書いてワヤで笑える人生日記」にお越しいただき、
ありがとうございます。
今回は、思わぬところからの撮影依頼で、なんで今頃と思いながら、それでもせっせと準備している心理について書いてみました。
75歳の現役ライター(女性)から、
ラインメールで
「今度、武道家(空手)の本を作ることになって、昨日、打ち合わせに行ってきました。で、今朝、本棚にある久保さんの 宇宙の渚をみつけ、こんな雰囲気の本にしたいと思ったわけ。一緒にお仕事できたら嬉しいな」
こんな文章が送られてきた。
で、電話して
「写真くらいなら撮ってもいいよ」と、
そしてラインで
「撮って書いてワヤで笑える人生日記」
見てねと送ったら
写真を褒められるより文章を褒められる方が数倍嬉しい
「面白いね 久保さんて人生の達人! 知り合えて良かった」
という返事が。
それに対して、
「本当に? 嬉しいな」
と返したら
「うん 文章もいい。この人に会って見たいなぁという吸引力がある」と 嬉しいことを…
たちまち、舞い上がってしまった。
足が痛くて治療に通っている整体院からも撮影オファーが
そう言えば、今 行っている整体の院長からも
「ホームページをやりかえるのだが、写真撮影してもらえないかと」
仕事で撮るの、
本当はもう、やりたくはないけれど、まだ、細胞のどこかに、
「依頼されたら燃える」
というのが残っているらしくて、
滅多に出さない名刺を出して
「正式に決まってから、連絡ちょうだい」と。
なんで今頃と思うが、人生って本当に面白いね
女性ライターと打ち合わせ。歳を感じさせないのは、現役だから
女性ライターと会って、打ち合わせを兼ねてお喋べり。
それから数日
武闘家の撮影、
「19日でどうか」と打診してきたので、それで行くことにした。
福島まで行くらしい。
仕事となると、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)というわけにはいかないよね
そう思って
本棚の片隅で長いこと寝ている仕事用のカメラを取り出し、
エアーで、埃などを取払い、
レンズクリーナーで、レンズをクリーニングして、
メカの動き方もチエックした。
一眼レフ 久しぶりに持つと、本当に重い
操作に、アレ、
これはどうするんだっけと 手間取るところもあった。が、
いろいろやっているうちに、なんとか感触は帰ってきた。
で、ボディーと、
24~70㍉の大口径レンズ(f2·8)
105ミリ(f1·8)
100~300ミリ(f4)
のレンズを持って新宿御苑に行って、写して見た。
感覚的にはなんとかなるという感触を得たので、ホッ…
それにしても、重い。
まるで、ガラスの塊。
コンデジで十分いけると思うが、
格好も仕事のうちだからね…
今回の撮影で撮りたいのは
「気迫」
である。
そう、構えたポーズの中から出てくる、内なる精神…
それが撮れれば成功と思っている。
しかし、
気迫は、形だけで出るものではない。
ある意味
真剣勝負するという意識で行かなければと、思っているのだ。
「僕の写真には、声も写りますから…」
昔、よく言った台詞である。
どういうことかと言うと、
例えば、何かのアクションを起こしたとする。
その時、
声を同時に出せば、
目の輝き、筋肉の動きなどに変化が表れて、
ただポーズを取っている写真とは、全く違うものになる。
だから、
人の表情を撮る時は、アクションよりも目
日本舞踊などは、決めのポーズよりも、きめのポーズから次のポーズに移る瞬間の目の動きを捉えた方が良い写真になるというように、
経験の中で掴んだ独自のものがあるのだ。
だから今回も、
私流の流儀で撮るからと、ライターには伝えている。
19日までにはまだ時間があるので、動きのあるものも撮って、練習しておこう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。