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今日は、久保雅督です。
「撮って書いてワヤで笑える人生日記」
にお越しいただきありがとうございます。
今日のテーマは、ファイロファックスという
高級システム手帳にまつわるエピソードです。
古いメモ帳からでてきた、ちょっといい話し
昨日、古いメモを耕していたら、
「船が難破で離れ小島に男が1人、女が2人
アメリカ人 1日交代で女性を取り変えて過ごす。
フランス人 1人を愛人に、1人を奥さんに。
イギリス人 誰も紹介してくれる人がいないから、
最後までソッポを向いていた。
日本人 携帯電話で、本社に問い合わせた」
というのが出てきた。
いつ頃のメモかは、分からない。
友人がくれた古いが憧れのファイロファックス
なぜ、メモを耕しにかかったかと言うと、
それは、知り合いから、ファイロファックス
(システム手帳)
を貰ったから。
ファイロファックス、
この名前には、忘れられない思い出がある
ファイロファックス、
この名前には、忘れられない思い出があるのだ。
話せば長いのだが、極力完結に…
この手帳の存在を教えてくれたのは
「ワープロ書斎術」(講談社新書)
の著者の西尾忠久氏だった。
西尾氏を紹介してくれたのは、
姉のダンナ。
西尾氏のコピーライター養成講座で、講義を受けてからの付き合い。
紹介して貰った理由は忘れたが、
初めて会った時
「ワープロいいね、あれぐらい忠実で役に立つ秘書はいない」
そんなことを言ってから
「1日早く導入すれば、一日分んのデータが蓄積できる」
と言われ、
「そうか、それは急がなければ」
そう思って、すぐに買ったのだが、
その時 ファイロファックスを見せながら、
「これは、とても便利がいい」と。
システム手帳がブームになるずっと以前の話し。
確か値段が3万円位だった。
あまりにも高い手帳だったのでよく覚えている。
手帳に3万円 ところが姉の旦那は、すぐにそれを購入したのだ。
それを、姉のダンナはすぐ買って、
「ホラこれ」
そう言って、黄色い布の袋から、
黒の本革の、見るからに高級感のあるシステム手帳を取り出して
「ちょっと持ち運ぶにはおおきいよねぇ}
とかいいながら、見せてくれたのを覚えていたから、
亡くなった後 姉に、
手長を探して貰ったのだが、見つからなかった。
そんな経緯があって、
知り合いのライター
(75歳の現役ライター 女性 この人も西尾塾の生徒)
が
「これ 古いけど」
そう言って、くれた時には、嬉しくて…
革を磨くワックスを買ってきてピッカピカに仕上げたのである。
メモ帳を整理し始めたのは、そういうきっかけ…
いいものは、やっぱりいい
やっぱり いいね ファイロファックス…
メモはやっぱり手書きがいいね、
電子機器だと耕せないもの…
メモは耕さなければただのゴミ
そう言えば
「メモを耕す」
というのを教えてくれたのも西尾氏だった。
最後に書いて貰ったのが,
「江東区の昭和30年・40年」
という本に載せる原稿。
「山の手は坂でおぼえろ 下町は橋でおぼえろ」という書き出で始まる
「鬼平の深川」という原稿に「ああ」と感動
この頃西尾氏は、集めた資料で、
(モルグに血を通わせる、それが西尾氏の口癖だった)
「鬼平犯科帳」
を、江東区のカルチャーで講師として語っていた。
「山の手は坂でおぼえろ 下町は橋で覚えろ」
という書き出しで始まる
「鬼平の深川」という原稿だった。
今もしっかりと記憶の中に残っている。
最後まで読んでいただきありがとうございました。