コラム フォトエッセイ 人物紹介 写真エッセイ 思いつき 本の紹介 雑記

ツンベルギア・マイソレンシス

投稿日:

目次

なんとなくメルヘン

この花、つる系で、上から下に幾つもの花が連なって咲いているんだけれど、
その花の姿(形)、色、から、インドの僧侶の姿を連想していたのだけれど、
昨日見たこの花は、これまでのイメージと違って、
鳥が巣立っていく寸前、
そのように思えたので、そんな雰囲気を狙って撮ってみた。
なんとなくメルヘンで、結構、気に入っている。

そろそろ覚悟を決めなっければね

「エッツこんなところから、飛べないよ」
「飛ばなきゃ、あなたは生きていけないの」
「そんなこと言ったって」
「…」
「そうだ、目を瞑って飛べばいいんだ」
「ヨーシ、じゃぁ行くよ」
なんのかんのとブツブツ言ってたけど、覚悟ができたのか、
「エイ」といきなり。

覚悟とは

何か事態が悪化すると、来るなら来い、と最悪の場合を想定し、川を瀬にして構える。精神に小出しの消耗を避けるには適した戦法である。『家常茶飯』尾崎一雄著より

覚悟とは、危険な状態や好ましくない結果を予想し、それに対応できるよう心構えをすること。(大辞林 第二版より)

腹を据える(腹をくくる)も同義語か。

覚悟を決めること、観念することで、気持ちは楽になり、心が決まる。
 
この言葉で思いつくのが隆慶一郎の
『死ぬことと見つけたり』(新潮文庫)である。

江戸・元禄時代の鍋島藩藩士、山本常朝が語った、武士道「葉隠」を元にした小説で、覚悟を決めた人間の強さを描いている。
「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は、始末に困るが、そのような人でなければ、天下の偉業は成し遂げられない」と西郷隆盛は、山岡鉄舟を賞賛している。

覚悟を決めると、不思議なパワーが湧いてくる

「ウーン しょうがない、最悪の場合は…」
事業をやっていると、そうやって腹を決める。覚悟しなければならない場面が何度かあった。
不思議と、腹を決め、覚悟を決めると勇気が出てきて、パワーも。
で、まるで映画で言うような台詞(セリフ)を吐いて、その場を凌いだことも何度かある。
そんなことを思い出した。

-コラム, フォトエッセイ, 人物紹介, 写真エッセイ, 思いつき, 本の紹介, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

茄子・南瓜の煮物といっても、チンで作る簡単料理だけど美味しい

それにしても、料理って、たまに作るととっても楽しい。
これこそクリエイティブの世界、物作りの楽しさだなと、いつも思うのである。
だって料理を作っていると、いつのまにか「無の境地」に入り込んでいて、気持ちがいいんだもの。
何かに集中していると、いつの間にか全てを忘れて無の境地へ。
これを「三昧」というのだそうだが、体験から言葉の意味を考えると、
「ああ、そういうことか」と、よく分る

西武線電車

目次 習慣って凄いね 今日は休みだから、起きなくていいのに、いつも起きている時間が来ると、目が覚める。 習慣って凄いね。 起きてしばらくボーとしてから、 夜のうちに買っておいたセブンの冷めたコーヒーを …

写真で絵本を作ってみようと思ってね、絵本、なんとなく楽しいじゃない

目次 アクシデントで予定変更、中途半端な時間つぶしの遊びとしてやってみたの 撮りためた写真で絵本を作ろうとしているんだけど、 頭の中で考えているだけではいつまでたってもできないから、時間つぶしに、こう …

OH いいじゃん、このレンズ気に入った。写真はオオゴマダラ

目次 昨日、テスト撮影で、多摩動物園に行って撮ったの。 なんのテスト? そうだよね、いつも、前置きなしで言いたいことをポンというから、 「なんの話」って、皆にそう言われるの。 いいじゃんねぇ、ショッキ …

泰山木 この木、この花には特別の思い出がある。写真を撮っていたら、懐かしい思い出が

その庭の中に、土塀で囲まれた小庭というのがあって、そこに大きな泰山木が植えられていて、今頃の季節になると、白い花をいっぱいつけていた。
子供心に、座敷に座って、小庭に咲く泰山木の白い花を眺めていると、腹の底から、何か希望が湧いてくる、そんな雰囲気を感じていた。