コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 雑記

枯葉に潜むメッセージ、秋のシットリとしたアトモスフィアが思い出の断片を次々と

投稿日:

枯葉のなかに書かれたメッセージ

「アラー、懐かしいわね、これ。あなたと出会った頃の写真、なんでこんなところに」
「オーそうだね、確か赤坂のナイトクラブだった。恰好いい女だなと思って、僕が声をかけたの」
「そうだった、ブルーマッティーニを持ってこさせて、そこに、踊りませんかというメモが」
「ハハ、そんなこともあったね…」
「そうそう、カサブランカという映画が人気で、トレンチコートがブームになった頃だった」
「それにしても、ロケットの中に入れてた写真がなんでここに…」
「本当だねぇ、そんな風に見えるよねぇ」
「ああ、でも良かったわ、若い頃のあなたに会えて」
「僕もそう、モダンで恰好よかった君に会えて」
なんか、そんな会話が聞こえてきそう。

シットリとした秋というアトモスフィアがつくり出す印象的シーンのいろいろ

面白いよね、枯れ葉、楽しいよね、しっとりとした秋の、詩的なアトモスフィア
まるで、古いアルバムを見ているみたい。
そう、だけどそれは、アルバムなんだけど、じっと見てると、短編の映画のように、映像が流れだし、その頃聞いた音楽までも流れてきて、まさに、生きてきたその時代がよみがえってきて、とっても楽しいの。
しかし、不思議なのは、素敵なストーリばかりで、悪いストーリーがないということ。

思い出って、本当に便利がいいね…

長い人生だから、いいことばかりではなかったと思うけどね…
ウーンそうか、記憶というのはそうなんだ、悪い記憶は、ちょっとずつ修正されて、それも懐かしく、いい思い出として記録されているんだ。そうか、人生、だから楽しいんだね…

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

デンドロキラム・マグナムという花なんだけど、「マグナム」という名前に反応して

目次ちょっと時期外れかもしれないけれど花の形もお気に入りだが、 「マグナム」という名前にちょっと、反応したの。 植物とはまったく関係ないのだけれど、ちょっとだけ…僕は特にユージンスミスのフォトエッセイ …

一枚の写真には、数万語におよぶ記憶が書き込まれている

目次ビギナーズラックカメラを持ったのは、この時が初めて、その時 撮った写真でいきなり受賞コンテンポラリフォトグラフィーの時代今まさにこの瞬間を「私は写真家の久保と結婚したのであって、ビジネスマンの久保 …

ダリア 好気分というのだそう

目次この花 凄いエネルギーを感じる花こそセラピストだよね、僕はそう思うあった、花で癒す「フラワーセラピー」なんで花の写真なんですか この花 凄いエネルギーを感じる ダリア、好気分というのだそう。 なん …

カブトムシから虞美人草へ、いったいどうなってるんだ

目次カブト虫項羽と劉邦99回も勝ち続けて天下をとれなかった男と、最後の一勝で天下をとった男の物語賤妾(せんしょう)何ぞ生(せい)に聊(やす)んぜん虞美人草 カブト虫 この姿、昔の武士の侍が…という感じ …

もしかして竜巻 赤いのは、夕陽の反射? 怪奇現象にはちがいない

目次これは最近の写真ではありませんなぞはなぞのままの方が神秘的でロマンがある。でも、やっぱり、竜巻 どうして起こるのか気になるので、調べてみた。積乱雲とは竜巻の風速竜巻が発生する時期 これは最近の写真 …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます