コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 花ものがたり 雑記

紅花羽衣

投稿日:

目次

紅花羽衣の木、グレビア・バンクスというのだそう。

羽衣から連想して、中国と思ったのだが、オーストラリアの花らしい。

でも、なんとなく、天女が空を飛ぶ時に着用する鳥の羽でできた、軽い服を連想する。
ここまで書いて、羽衣伝説を中国と言い切ったが、気になって調べると、なんと、羽衣伝説は世界各地にあるのだ。

日本で最古の羽衣伝説は、滋賀県長浜市の余呉湖を舞台としたもの(近江国風土記)

もうひとつ、丹後市三峰山町を舞台としたものが「丹後国風土記」に見られるらしい。

有名な羽衣伝説は三保(静岡県)の松

僕が知っているのは、三保(静岡県清水海岸)の羽衣の松。
物語りは、ここに天女が降りてきて、松の木に羽衣をかけて水浴びを、で、気がつくと、羽衣がない、
困り果てた天女がションボリしていると、羽衣をもった青年が現れ、
天女の舞を見せてくれるなら、この羽衣はお返ししましょうと。
天女は喜んで、天女の舞を舞ったというお話、
この天女は、唐の国から来たとしか考えられないので、僕はてっきり、中国から来た女性と思ったのである。

鳥取県倉吉市の羽衣伝説は、取材中多くの人から聞かされた

鳥取県倉吉市にある、「打吹山」の天女伝説というのも、「倉吉・東伯今昔写真帳」(郷土出版)の取材中によく聞いた。
簡単に説明すると、この山で木を切るキコリが、美しい着物をみつけた。
近くで水浴びをしていた美女が
「それは私のです、お返しください」と懇願するが、キコリは返さなかった。
しかたなく美女は、キコリの妻に、
で、二人の子供が生まれ、十数年の時を経て子供に、
「お父さんが何か大事なものを隠していると思うけど、知らないか」と尋ねると、なんと綺麗な羽衣が。
お母さんはそれを着ると、井戸の傍の夕顔のつるを伝って、スーッと天に舞い上がってしまった。
子どもたちは追いかけたが、どうにもならない。
悲しんだ子供たちは、山に登って、お母さんが好きだった笛を鳴らし、太鼓を打って、お母さんに呼びかけるが、お母さんは帰ってはこなかったということで、その山を「打吹山」というよういになったというお話。
この近くに公園があって、そこで食べた「打吹蕎麦」という「ぶっかけ蕎麦」がおいしかったのが、今も記憶として残っている。

鳥取は朝鮮と近いので、この女性は新羅から来た女性ではなかったかと勝手に推測すしているのだが…

この花、言われてみれば、なんとなく、そんな雰囲気、チマチョゴリ、あるいは、中国人女性が着た昔の服を連想するのは僕だけか…
だが、これは、オーストラリアの花なのである。
それはともかくとして、伝説、調べれば面白そうと、つい思ってしまった。

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 花ものがたり, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ヒメユリ、可憐な花だけに、歴史の傷跡がオーバラップされて、心が痛む

ヒメユリ英語では、Morning star lily(星の花)というらしい。
「夏の野の繁みに避ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものぞ」と、万葉集にある。
「相手に知られない恋は苦しくてせつないもの」という意味らしい。
年をとると、それがいいんだよね━と、僕は思っているのだけれど…(笑い)

大根の煮物 大根を見たら急に食べたくなって、レンジでつくった創作という名の無茶苦茶料理

下ごしらえ(灰汁抜き)
深い器に、水をたっぷりいれ、お米は玄米しかなかったので、それをひとつかみ入れ、塩を少し入れて、大根が透き通るまでチンするの。

こうすれば灰汁が抜けるからね、
玄米を入れたのは、米のとぎ汁の変わり。
ハハハ…
そこが思いつきの無茶苦茶、
「お米入れりゃ一緒」そう思ってのこと。

絶滅危惧種、エンビセンノウ、いつまでも残したいよね、美しい花

目次 エンビセンノウと言うらしい。 この花を見て線香花火を連想してしまった 線香花火 (ススキにカラ松と言っていた) に似ている。 一旦、この花のようにパッと咲いて、それから少し、チリチリとなって、赤 …

お米の花の神秘 お米が命を繋ぐ瞬間(とき)

目次 お米の花、見たことありますか。 おそらく、ほとんどの人が知らないと思います。 通常なら、8月の丁度、今頃、 お米を作っている田んぼでは、そよ風にゆれる、白い花が見えるはずです。 しかし今年は、梅 …

白菜の漬物とアンチョビの相性が抜群にいい 僕の思いつき料理

目次 フットした思いつきで、意外な発見 アンチョビの缶詰めのいいのが手に入ったので、思いつきで、それを叩き、 アーモンドがあったのでそれも叩き、 アンチョビと混ぜて、オリーブオイルを少しさし、 それを …

広告