コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 雑記

サイケデリック 随分懐かしい言葉だね、こういうの知っている人も、もう少ないんだろうね

投稿日:

目次

サイケデリック

LSDなどの幻覚剤によってもたらされる心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のグルグルと渦巻くイメージで。
1957年に、精神分析学会で紹介された言葉らしい。

この現象はヒッピーによって起こったものだった

1966年頃アメリカの西海岸から起ったムーブメントで、世界の国を席巻した。が、1970年代半ばに衰退期に入っている。
多分、これも芸術運動だったと思うが、音楽や、絵画、ファッションやインテリアなどでも取り入れられた。

「話の特集」という雑誌が当時人気で、サイケをよく取り上げていた。そんな記憶がある。

話の特集
懐かしいねぇ、
調べて見ると1965年から1995年
まで発行された、マンスリーの雑誌で、
谷川俊太郎、寺山修治、塚本晃生、栗田勇などが、創刊当時のブレーンで、

小松左京、小沢昭一、横尾忠則、宇野亜喜良 篠山紀信、立木義弘なども参加している。
反権威の雑誌として若者世代から支持を集めたと。

そしてもう一つ人気のあったのが、資生堂の「花椿」
(やっぱり凄い人たちが参加していた)
これは、商業誌ではない。が、当時の若者の人気を集めていた。
そりゃ、面白いよね、すごいメンバーだもの。
僕なんかも、毎月買っていて、その影響は、随分受けていると思う。

写真のバラを見ていてそんなことを思い出していた。

こういう文化に憧れて、友達と、表現、その手法などについて、喧喧諤々の激論を交わしながら、よく朝まで飲んだ…とっても楽しかった。なつかしいねぇ。
そうだった、僕の印象では、とにかく明るくて、なんだかよく分らない派手な文化だった。
東洋思想の「禅」などの人気が高まっていたのもこの頃だった(ちょっと曖昧な記憶だけど)。

昨日は銀座で知り合いのアーティスト、北原かずこさんの絵を見させていただいて、とてもいい刺激をいただいた。
それにしても凄い、小さな作品なのに、とても大きな作品に見えた

昨日、銀座で、FB友達の北原かずこさんが参加(出展)している、
「マジカルシンフォニー展」
(46人のアーチストが見せる不思議で楽しい世界)
を見させていただいた。
絵画ありイラストあり、写真あり、バラエティーに富んでいて、とても楽しい。
全体的には、小さな作品の展示(販売)。
小さな作品、こういう見せ方もあるんだなと、勉強させてもらった。

北原さんの作品、僕にはすぐわかった。
「鳥の顔」と「透き通るイメージの少年(少女)」の小品が2点対で展示されているのだが、正面に立つと、その絵がグーンと大きくなって、静かに、しかし、ダイナミックに迫ってくるのである。
2点の作品は、マクロコスモスとミクロコスモス
多分、宇宙の中の、生命、それを表現しているのだと思う。
静かで神秘的だけど、北原さん独特のシュールリアリズムで、鳥や人の呼吸までが伝わってくる。そんなように感じた。
とても素晴らしい

展覧会は11月5日まで。
会場はSTAGE-1
中央区銀座1-28-15 鈴木ビル
12時から19時まで。最終日は16時まで
有楽町線 新富町からすぐです。

 

 

 

 

 

 
 

 

 

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

パワースポット 金剛の滝 東京で体感できる秘境として人気なのだ

目次 見た瞬間エッと思ったが、見れば見るほど味わい深いものがある 苦労して行って、見た瞬間、想像していた滝よりもはるかに規模が小さくて、 「エッ これ」と思わず言ってしまった。が、 しばらく滝の前にた …

花の寄せ植えは、ただ花を沢山植えているだけではない

目次 今日は久保雅督です。 「撮って書いてワヤで笑える人生日記」にお越しいただき、ありがとうございます。 二日間かけて寄せ植え 今日は、FB友達の中山真美(まなみ)さんが 7月20日(土曜日)、21日 …

ドーヤ、このコート…ウン、いいよ、とってもいい

目次 シャッター音で会話を楽しむ 「ドウヤ、このコート…」 体をユサユサと揺すって、時折こちらを見ながら、誘ってくるの。 で、シャッターを切ると 「よし、じゃぁ次…」 顔の向きを変えたり、体の向きを変 …

ドラクラ・ギガス 別名をモンキー・オーキッド 猿の顔というのだそうだが、これはどうみてもイカ

目次 神代植物園に行く度に、この植物が気になる。 本当は、猿の顔が出てくるのだそうだが、僕には、それがなかなか見えない。 この絵、どう見てもイカだよね、しかも空飛ぶイカ。 中に意識を持った人間?のよう …

オオムラサキ、日本の国蝶、理由は発見したのが、日本が最初だったから

目次 夏の一時期しか見られない蝶々なのだそう。 蝶々は普通、花の蜜を吸うが、オオムラサキは、榎の樹液を好むらしい。 発見されたのが日本だったということで、日本の国蝶に。 言われてみれば、藍染めの浴衣を …