コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 雑記

子育て真っ最中のムクドリさん 

投稿日:

もう、遅いんだからお腹空いちゃったよ

しようがないでしょう、食べ物、なかなか無いんだから…
 
エーこれじゃー足りないよぉ
すぐまた帰ってくるから、我慢しなさい
 
そんな会話が聞こえてきそう。
何を言われても、どんな我儘言われても、聞き流して愛情を注ぐ母親の姿、凄いなと思う。

女盛りのいい時期に結婚して、女として、最も楽しい時期を、ダンナに捧げ、子供に捧げる。
若いころには、それが当然と思っていたけれど、
やっぱりこれは、大変なことなんだと、今頃気付く…

全身全霊で、子供のことだけ考えてきた…

だからやっぱり、本能として、母親、好きになるよね。

若くして散って行った特攻隊員の書き残した手紙などを見ると、やっぱり母親だものねぇ…

炊事、洗濯、子育て…
専業主婦と言って揶揄されるけれど、普通に考えれば、ブラック企業の地獄の生活だよね。
凄い忍耐力だと感心するが、今の若いママたちは、その上さらに働いているのだ。

僕には、とてもできないねぇ

吾亦紅という歌の中に
「それでも母を生ききった」というフレーズがあるが、
そのフレーズ、ドーンと心に沁みてくる。
ムクドリの子育てを見ていて、そんな思いが頭のなかで廻っていた。
 

調べて見ると、ムクドリが子育てをするのは3月から7月

 
これからが、その時期だね。
それにしても、よくこんな写真撮れたよね。

実を言うと、この写真、
日銭稼ぎの仕事仲間が情報をくれたお陰で撮れたのだった。
やっぱり、情報網、大切だよね。

やっぱり時には盃を交しながら、黙って酒を呑むのも必要だよね。
緊急事態も、根拠は分からないが、そろそろ解かれるようだから…
 

酒 いいねぇ 弱いけど

両人対酌すれば山花開く
一杯一杯また一杯
我酔うて眠らんと欲す卿且く去れ
明朝意あらば琴を抱いて来たれ
山中與幽人對酌 李白 いいね
時々行っていた呑み友達がいなくなったのが、ちよっと淋しい。
 

鷺宮駅の近くに「美咲」という屋号だったかな、いい蕎麦屋があってねぇ、そこで飲む酒が旨いんだよねぇ

いい刺身、炙り物 蕎麦がき、せいろ いいお酒…
「電子書籍の時代絶対来るよ」
「そりゃ、やっぱり、紙の方が味はある。ディバイスでは、行間を読ませるというのがねぇ…」
「だけど、自分で作った本がアマゾン、世界のマーケットで売れるんだから、凄いよね」
「出版社、もういらないねぇ、それに今 出てるのって、ハウツーばかり、あれも本というのかねぇ」

そんな会話を楽しみながら飲む酒、楽しいし、本当に美味しい。
こういう話をしていると、いつでも青春まっただなかなのである
 
 
 
 
 
 

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

青鷺・アオサギ その目の鋭さ、生きることの厳しさを感じさせる

目次鋭いねぇ、この目なんか、武士道に通じるものがある。そんな気がする。何を知りたいかを知る、ジャーナリストにとって、それが最も大切なこと 鋭いねぇ、この目 生きることの厳しさを教えてくれているような、 …

肉ジャガ 電子レンジでチンするだけ。創作という名の無茶苦茶料理。

調理器は、電子レンジだけ。
今までの経験から、ジャガイモとニンジンは、皮をむいて適当な大きさに切って、ナイロンの袋に入れてチンすればいいというのが閃きとしてあったから、
それを電子レンジでチンしている間に、玉ねぎを適当な大きさに切って深い器にいれ、電子レンジで食べられる状態になったジャガイモとニンジンを玉ねぎの上に並べ、肉は冷凍庫にセブンで買ったスライスの豚肉があったので、別のお皿でチンしてから、ジャガイモやニンジンの上に置き、麺つゆをその上からドバっとかけて、最後に色つけに豌豆をおいて、軽くチンしたのが写真の肉じゃが。

珍しいねぇ今時こんな風景…思わず郷愁の世界へと誘いこまれてしまった。

目次東京で、まさかこんな風景に出会うとは…僕にも、そういう時代があったんだ。遠くに来たんだなと、つくづく思う。電子書籍であれ、紙の本であれ、自分の撮ったり書いたりしたものが、こうして本という形になるこ …

瀧と滝の違いとは、瀧の方が古いように感じるが、古いのは滝らしい

国土地理院では

「滝とは、流水が急激に落下する状態、瀑布(ばくふ)ともいう。普通は、高さが5メートル以上で、いつも水が流れているところ」としているらしい。

瀑布とは、水の落下が白い布のように見える様子を表わした言葉。

写真では、この水の流れ方を、どのように表すかと考えて、シャッタースピードを決める。
たぶん、この写真は30分の1秒位(水の流れ方から判断して高速になればなる程、流れは止まって点になる。
反対に、スローシャッターになればなる程、布のように白くなる。

タイトルの「滝」と「瀧」の違いは
ヤフー知恵袋のベストアンサー選ばれた解答によると
「滝」の方が古く「瀧」は後からできた字なのだそう。
タキは「竜、龍」という字に「さんずい」をつけたもの。
「竜」と「龍」「竜」が古く「龍」は後からできた字で意味も読みもまったく一緒。

基本的には「瀧」が基本で「滝」は古字とされているのだそう。
日本語って、本当に難しい。

滝と言えば滝行
昔、なんの雑誌だったか、
「久保さん、身延山に行って、女性が滝行している写真を撮ってきて欲しいんだけど…」
「エーと思った」が言われれば行かないわけにはいかない。
夜中に車を走らせて、その滝のあるところまで行った。冬だった。
待てど、待てど、人はいない。
「こんな寒い時に、瀧に打たれる人なんかいないよなぁ」
しかし、仕事、待って、お願いして撮らさせてもらうしかないのだ。
時計の針はもう、12時を廻っている。
しかし、しかし、しかしなのである。
「ウーン、これはもうダメだな」
そう思った瞬間だった。
30歳位の女性が現れて
「朝からずっとここに居ますけど、何してるんですか」と声をかけられた。
で、事情を説明すると
「私でよければやりましょうか」と。

春ですネェー 心ウキウキ 本当に気持ちがいい

あらまー とろけちゃって… これを撮った時には、絵本という発想はなかったから、 一番いいところが、ドーンと真ん中に。 一枚物の写真で見せる時にはそれでいいのだけれど、 本の見開きでとなると、一番見せた …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます