フォトエッセイ

トラフアナナス パイナップル科の植物らしいが、この写真に僕は鑑真 海を渡るというタイトルをつけることにした

投稿日:

写真はトラファアナナスの花(?)

だが、この写真が何を撮ったものであろうと、「僕にはそう見える」、あるいは「そう感じる」ということでタイトルはつければいいと思っているから、
「鑑真海を渡る」というタイトルにしたの。

そんな風には見えない?

僕にはそのように見えるの。
遣唐使の時代、小さな船に乗って海を渡るのには、覚悟がいった。
雨、風、海の荒れ…まさに、魔物と戦う大航海。
しかしその大航海は人の裏切りなどもあって、苦難につぐ苦難の連続で、鑑真の船も何度も難破して、計画してから日本に来るまでに10年の歳月を用しているのである。

トラファアナナスが教えてくれた教訓

僕みたいないい加減男にとっては、
「なぜそこまでして日本に来る必要があったのか」
とつい思ってしまうが、
調べてみると
「受戒制度」を日本に伝えるためというのが出てきた。

受戒とは
簡単に言えば、僧侶としての免許を与える制度のこと。
当時の日本には、そういう制度はなかったことから、「伝戒師制度」を普及させようと、聖武天皇が考えた。
で、受戒できる僧を唐から招聘しようと考えて、二人の僧を唐に派遣したというのが発端らしい。
二人の僧は遣唐使船に乗って唐に渡り、10年の歳月をかけて鑑真という高僧の存在を知り懇願。
要請された鑑真は弟子に
「誰か日本に渡る気持ちのある者はいないか」
と声をかけたが、誰一人として声を上げる者はなく、
「ならば、ワシが行こう」ということになったらしい。
しかし、その航海は波乱につぐ波乱で、生きてているのが奇跡という程のもの(映画で見たウル覚えの記憶)だったようだが、
それでも日本に上陸して受戒制度(偉い僧侶が出家のための免許や資格を授ける制度)が急速に広まったと。
この話、詳しく知りたい人は、歴史専門サイト「レキシル」をお勧めします。

また、花はどこへになってしまったが、

トラファアナナスの花言葉は「願いは叶う」

鑑真の物語を知って、花言葉「願いは叶う」を知ると、
出来すぎかな…
と思うが、しかし、
「心に思わない現実はない」という、量子力学の観点から考えると、思いの凄さというのが分かるような気がする。

そう考えると、いい加減ではなく真剣に生きなければと思うが、ここまでくるともう手遅れ、諦めるしかなさそうだな(笑い)

-フォトエッセイ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ザ・ミュージカル そんな感じ

目次歌って踊って楽しそう小林由美子さんという人リズムは見る人の心を惹きつけるのである 歌って踊って楽しそう ハハ、なんとも楽しそうだね、歌って踊って… 「スティノグロティス・ロンギフォリオ」という名の …

辞典なんだけど、随筆でもある、そんな欲張りな本ができたらいいなと、電子書籍って本当に素晴らしい

目次文章を書く時に一番欲しいのが、的確な言葉、表現がすぐに探せがられる辞典現代に生きている宗教用語辞典前書き「よし、これも電子書籍だな」「まめしば書房」 文章を書く時に一番欲しいのが、的確な言葉、表現 …

おやすみなさい。知らず知らずのうちに笑顔がこぼれる。いいね、赤ちゃんの寝顔

目次欄という花、本当に色んな表情を見せてくれる僕と君では住む世界が変わったんだよやっぱりまじめにコツコツがよかったかな、えっ僕には無理、確かにやっぱり、明るい人は元気だね 欄という花、本当に色んな表情 …

東に鳥と書いてツグミ(鶫)冬に日本にきて春に去っていく渡り鳥、古くは跳馬とも呼ばれていたらしい

目次ツグミ「冬にきて春に去っていく…」(渡り鳥)コロナで公園に行けないから、すっかり鳥の写真にハマってしまった。 ツグミ 名前の由来は、冬、鳴かない、口をつぐむというのでついたネーミングとか。 かつて …

東京の河 武蔵五日市 駅の近く 

目次武蔵五日 秋川、数馬への道…沢小屋だるまストーブのある風景休みと言えば、そこに行っていたしかし、五日市は車で走り抜けるだけだから、こんなにゆっくり見たのは初めて 武蔵五日 秋川、数馬への道… よく …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます